無知は犯罪だと書いた。
その話には多くの追加がある。今回は無知に付け込む行政の話。
毎日のように放射能汚染で基準値を上回ったことがある地域の野菜の出荷制限が解除されている。
3週にわたって基準値を下回ったからというのが理由。
ただ、この出荷制限解除を信じてはいけない。
なぜなら、この野菜は洗ってから検査しているからだ。
最初に、私たちは報道でこう知らされた。
「洗えば、かなりの放射性物質が落とせる」と。
これを行政と農家がやることにしたら、どうだろう。
つまり、基準値を下回ったというのはあたりまえなのだ。洗って検査するようになったから。
もしかしたら以前と同じような測定方法で洗わず検査すると、以前と比べて減っていないのかもしれない。逆に値が高くなっているのかもしれない。
これで安全といえるのか。
そんな野菜が福島から、茨城から、栃木から、千葉から、毎日のように流通されるようになってしまった日本。
放射能に関して、もう行政を信じることはやめよう。
福島産、茨城産、千葉産、栃木産の野菜は決して買わないことだ。
買っていいのは、これらの行政が国民の安全を考えた検査をし始めてから。
言い訳ができて責任逃れができれば、行政なんてそんなもの。
農家もいつの間にか、そんな行政のために加害者にされてしまっている。あまりにかわいそうではないか。被災したうえに加害者にされるなんて、そんな行政があっていいのだろうか。