東電の清水社長が、「14~15メートルの津波は想定できず、そういう意味では甘かった」と話し、記者たちは、そのことはをもとに津波対策が不十分だとと認めたという書き方をしているが、それは双方とも日本語ができないのかと思ってしまう。
まず、東電の清水社長のもとには過去の大津波のデータもその際の対策の用不要の判断も行っているはずだ。とすれば、想定できなかったのではなく、想定する気がなかったというのが正しい。
記者は、津波対策が不十分だったと認めたということではなく、大津波対策をする気がなかったことを認めたというのが正しい。
想定外といえば、記者まで免責のように報道するのはおかしくないか。
想定できるのに、想定する気がなく、いざ起こってみると、自分の責任ではなく、土木学会の責任にする東電社長と新聞記者。
土木学会の責任にできるから、いざとなったら「想定外」と言って責任逃れできる。だからやらなかったというのが東電社長のいうべき言葉ではないか。
日本はあなたの私物でもないし、日本人を危険に陥れることをなぜ東電社長という立場の人ができるのか、その権利はどこにあるのか、まったく理解できない。
だが、それを政府が後押しして、マスコミも追及しない。
こんな国民を馬鹿にした人たちに日本を任せていいのだろうか。