あっという間にユキは居なくなってしまった…


僕がわざわざこの公園に来たのは訳がある。

ユキは全くわかんないだろうけどね

僕は高校生の頃からユキが好きだった


はじめは気さくなお兄さんみたいな人だなぁと全く女らしさを微塵もかんじなかったけど…

いつもいつも、兄さんに甘えるようにユキにタメ口を使ってからかっていた

ある日、僕はうっかりお財布を忘れてお昼も買えないほど困っていた…

友達もみんな小銭しかなくて貸してとは言いづらくて先生にお金を借りようとトボトボ職員室へ向かって歩いてたんだ 

僕の通ってた学校は職員室の横にズラッと3年の教室が並んでる

職員室に向かう道すがら、ユキが見えた!

『あっ(^O^)/、ユ…』
声を掛けようとしたら、ユキは誰かクラスメート(男)とニコニコと楽しそうにおしゃべりしていたんだ

僕はいつも兄さんとして見ていたユキが突然女性に見えて…

そんなニコニコしてそのクラスメートと話さないでほしいと切なくなった

僕には気づかず楽しそうな2人
僕はムシクシャして、職員室にも行かずに教室で放課後までブスッとしていた

いつもはジェントルな僕がそんなだから、クラスメートはみんな不思議そうに、僕を見てたよ

でも僕は周りを気遣えないくらい落ち込んで、ヌナが好きなんだと分かった


ヌナは僕が好きだとか、大好きとか言っても兄弟や友達に対する気持ちだと勝手に解釈して私もミノ好きだよ~と最後の最後まで僕の気持ちを勘違いしてた(泣)

だから、今日親伝いにヌナが帰って来たことを聞いて、ヌナをずっと探してやっと見つけたのに…

僕、格好良くなったでしょって
弟じゃない僕を見てほしかった…

ヌナって人は…

でも、もう諦めないヌナに会いに行こう!