『わぁ~久しぶりだね~大きくなって~、ヤバイッ時間がっ、はっ、ヤバイッ、まっ、またね、後で後でね』と結局、テミンとはゆっくり話も出来ないまま会社へと急いだ




『はぁ~』会社に着くなり成長したテミンを思い出して自分もおばさんになったのかぁと、ため息をついていると…



『なぁ~に、朝から盛大にため息なんか着いちゃってんのよ~』と後ろから声が…


『あっ スミンさん!びっくりさせないでくださいよ~、課長かとビクビクしたじゃないですかぁ~』


『ちょっと先輩に向かってナマイキ~少しは先輩を敬え、敬え!』とホッペをつねられてしまった


気のいいスミンさんと遊んでいる間に始業のベルが鳴り私たちは瞬時にサラリーマンmodeに頭を切り替えて終業時間まで次々に来る仕事を無心で捌いていった





今日も無事に仕事が終わった~

今週、一週間よくやったよ自分
課長のセクハラも上手くかわしたし、お局のお小言も神妙な顔を作って聞けた…100点満点じゃないか~!


頭の中で自画自賛しながら、途中で自分へのごほうびに買い込んだバナナ牛乳とイチゴ牛乳を揺らして部屋の前までたどり着いた…





…えっ


……… え~



……………フードを被った黒ずくめの男が私のドアの前にもたれてる!!


何何 ? 誰!!?


今までここに住んでいたけどこんな目に合ったことが無かった私はパニック



誰か呼ばなきゃ 電話電話 とりあえず電話だ

恐怖で、上手く携帯がいじれない…

落ち着け!落ち着くんだっ


私がアワアワしているとパニックを招いている張本人がムクっと起きてこっちを見たっ


そして、こともあろうか
『ヌナ~待ちくたびれたよ~』と伸びをしながらスタスタこちらへ歩いてくる…



そう、朝に再開した泣き虫だったテミンだっ…忙しさでテミンの事をすっかり忘れていた


私がぽか~んとした顔でテミンを見つめていたら

『ヌナ、ヌナ、僕おなかすいてんだけど…ヌナってば…もぉ~鍵は』

とまだ現実に追いつけていない私を無視して『ヌナは~』とプリプリしながら鍵を見つけ出してガチャガチャやっている…


テミンはドアを開け振り返り

『ヌナぼーっとしてないで早くお家に入るよ』と勝手に入っていった…







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