青森に住んでいる妹から、すてきなプレゼントが届きました。
シードル! リンゴだけでできたお酒です。
ふつうのワインボトルのサイズで、アルコールは添加されていません。
ボトルに「CIDRE」と書いてありますよね。
もともとはフランス語で、意味は「りんご酒」、発音は「シードル」です。こちらのサイトだと発音も聞けます。
そう、日本では「シードル」というと、リンゴの軽いお酒ですよね。
これ、実は英語では「サイダー」と読みます。辞書を見てみると、アメリカとイギリスで意味が違うそうです。
ciderの意味 - 英和辞典 Weblio辞書
イギリスでは、この写真のお酒そのもの、リンゴ果汁を発酵させて作ったお酒をさします。
そして、アメリカでは、リンゴジュースを指すことが多いそうです。
日本語のサイダーは、発泡する甘い清涼飲料水で、元のリンゴの意味はなくなってしまいました。
国によって意味が違っているのがおもしろいですね。
で、もうひとつ、「サイダーハウス・ルール」というアメリカ小説があります。
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サイダーハウス・ルール〈下〉 (文春文庫)/文藝春秋
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ここで出てくる「サイダー」というのは、「リンゴ酒」のほうの意味です。アメリカ小説ですが。
長いですが、とてもおもしろい小説です。
映画にもなったので、こちらでご存知の方が多いでしょう。脚本も小説の作者のジョン・アーヴィングが手がけているのですが、内容はかなり違っています。こちらもおすすめです。
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肝心のお酒は、いま冷蔵庫で冷やしています。きょうの夜にはどんな味かわかります。そのレポートはまた今度ということで。