わたしでいい。 | もしも、私が精油だったら?!

もしも、私が精油だったら?!

~香りと言葉による生のブランディング~

日々の香りのこと経験から産まれた私の言葉が溶け合い、誰かのココロをさする薫風になりますように。

 昨日で2019年の大学生向け就職面談

-----終わりました!

 

 

 

今回も若者から

『学びや気づき』沢山頂きました。

 

 

『若者、やるなぁ~!』

私の率直な感想。

 

 

 

彼らは物事の目的や本質

ショートカットでがっちりつかむところがあります。

大人より遥に素早く。笑

 

昨日出逢った学生の面白エピソードを一つ

---ご紹介いたします。

 

 



 

 

高校卒業時の進路の選択

彼には『就職』がありました。

 

なぜなら

『自分は勉強が嫌い、勉強が苦手』

自分を正確に自覚しており、

そんな自分が

『学ぶ場である大学』へ行く意味がない。

そう考えたからです。

 

 

最終進路決定の際、

親から『大学卒業というものを手にして欲しい』

その言葉を投げかけられ、

彼は『大学進学』を選択しました。

 

 

---ここで私が質問---

 

 

『自分が選択しようとしていた道と

自分が選択した道

この2つに相違があるのはなぜ?』

 

 

彼は答えてくれました。

 

 

『親からその時言われたのです。

4年間遊んでいいよ。って。

その時俺は、

えっ?4年も遊んでいいのか?

と驚いたのですが、

その甘い蜜の誘惑に負けました…』

 

『で、4年間どうしたの?』

 

『はい!沢山遊びました!』

 

『よかったね♡目標達成したわけだ?』

 

『はい!』(超笑顔)

 

 

この話を聞いた時、大爆笑しました。笑

 

 

彼は親の言ったとおりに、

4年間遊び倒し、結果

4年で卒業が出来なくなりました。笑

 

 



 

 

彼の話によると、

自分の親は学がなかったから、

息子である僕に大学卒業というものを

付けたかったんだと思います。

(優しい息子ですね。)

 

 

 

 

私が感じたことは、

『大人の反省を子供に伝えてしまった』

 

もちろん

ベースは『子を想う親の気持ち』

だとは思います。

 

 

でも根本的に

親子は血のつながりがあっても

全く別の命です。

 

子の人生は親の人生でもなく

親の人生も子の人生ではない。

 

 

 

 

彼は

大学=学ぶ場

大学の本質を高校時に認識していました。

 

勉強が嫌いで勉強できない=自分

自分のこともちゃんと認識していました。

 

その上で進路を考えたのです。

 

 

でも親の『余計なおせっかい笑』により、

大学進学の道を選択しました。

 

 

 

 

今彼に待ち構えているのは、

親へ「4年で卒業できない」という現実を伝える事

だそうです。

 

もし私が彼の親だったら、

彼を叱ることができません。

 


だって、

自分で息子へ

「4年間遊んでいい」って言ったから。笑

 

 

 

 

「大学卒業」目に見える承認を手に入れて欲しい

その親の気持ちを察し、

4年半の卒業を目指し、今は単位取得に必死になっています。

 

同時に就活へも向かってます。

 

インターンシップ参加先は「自衛隊」。

高校卒業時、彼は就職先として「自衛隊」を考えていました。笑

 

 

4年たっても

彼の核はぶれなかったのです。

 

 

18歳から彼には

『自分軸』があったのだと思います。

 

 

彼にとっての4年は、

親の言葉通り

自分の人生の中「4年という歳月の遊ぶ時間」

ーーーだったそうです。笑

 

 

そこには今

『自由であったからこその責任』を彼は遂行中です。

 

 

でも「やっぱり勉強ができない自分は

単位を取るのが大変」らしいです。笑

 

 

本人は全てを納得して

次のステージへ向かおうとしています。

 

 

 




 

 

 

このエピソードで感じる事って、

若者は純粋で真っ白、本質を見抜きます。

 

 

そんな彼らは

ありのままの自分を信じようとします。

 

 

そういった彼らを

大人たちの反省により投げかける言葉で

止める事が多々あるように感じてきました。

 

 

沢山の学生に言われてきた言葉で

悲しい言葉があります。

 

『今の大人はそのままでいいなんて誰も言ってくれない』

 

 

 

この言葉を聞いたとき、私は悲しくなりました。

 

 

 

 

『あなたは貴方のままでいいんだよ』

 

 

『あなたは私の目の前に存在する尊い一つの命

あなたたちが考えたことが正解だよ』

 

 

『あなたたちは自由。自由であるということは責任もある。

自由と責任を携えて、好きなことを仕事にしていいんだよ。』

 

 

 

 

私だけはずっと、そう伝え続けてきたのです。

 

 

 

某大学へ行って早8年ほど

もう数知れない若者と接してきました。

そして、

私が若者たちから教わってきました。

 

 

 

 

『大人正しい』『子供間違い』

この二極のジャッジ、ほぼ幻想。

 

『経験有効』『未経験無効』

これも幻想。

 

二極の世界によるジャッジや

条件付きの〇〇

そんなもの、存在しないと感じてきました。

 

 

 

 

彼らは根拠なんてなく

無条件に自分を信じます。

 

 

でも

大人たちは

自分を信じる事に根拠や条件を付けようとしがちです。

 

 

 

 

 

例えば【愛】

 

無条件の愛

---この世にあると思いますか?(親子関係以外)

 

条件付きの愛

---昔流行っていた3高とか。笑

 

 

『愛』そのものに条件なんてないはず。

 

 

それと同じで

自分を信じることに、

条件なんて不要だと思いました。

 

 

 

 

それを彼らは教えてくれました。

 




若者たちは

大人より遥に経験は少ないです。

でも

経験は時に人を縛ることがあります。

 

 

どの時代においても

新しい時代を切り拓いてきたのは

どんなことにも立ち向かう『勇気』です。

 

 

彼らは

若いからこそ

経験がないからこそ

何かに立ち向かう『勇気』を沢山手にしています。

 

 

その『勇気』こそが

自分の可能性を切り拓いていくのです。

 

 

 

 

彼らに教わったことは、

『自分を無条件に信じる事』

『私はわたしでいい』

ということです。

 

 

わたしがわたしであることに

条件なんていらなかったのです。

 


そこには【無条件に自分を愛する】

『勇気』があります。

 

 

無いところにこそ、ちゃーんと在ったのです。

 

 

 

 

 

 

産業カウンセラーとしてこの8年

学生と接してきて今言える事。

 

私が彼らに言えることは、

『自分を信じ抜く』

『自分の五感で感じたことが正解』

『周りの言葉に惑わされるな』

『自分が決めたことが正解』

 

---もう、それしかありません。

 

そろそろ私もここから、卒業なのかなぁ?

なんて感じています。

 

 

 

 

また来年、春と秋にありますが、

今現在

その大学へ向かうかどうか?未定です。

 

 

この8年、目に見えないものを沢山

彼らの言葉から頂いてきました。

 

感謝の気持ちでいっぱいです♡

 

 

 

 

出会ってきたみんな

本当にありがとう♡

 

 

 

 

Beautiful(無限の可能性を感じる歌詞です。)

 

 

 

 

 

 

 

 

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生の舞台に香りを

By 薫り香房