大阪はまだまだ厳しい残暑が続いています。

節電を優先して、空調を切ったり、高すぎる温度設定にした職場において、社員が熱中症を発症した場合も労災となる場合があります。

くれぐれも無理をされませんように。


さて、その労災保険制度ですが、災害率が異なることを前提に、全部で55業種に区分した労災保険料率(1000分の3から1000分の103)を適用しています。

厚労省は、労災保険の業種区分を見直す検討を行っています。

検討の対象となっているのが、現在「その他の各種事業」に包含されている、「情報サービス業」です。


それは何故でしょう?

2点あります。

①「情報サービス業」の適用労働者そのものが、年々増えていること。

平成13年では約84万人でしたが、5年後の18年には約96万人へ増加。約15%増加したことになります。

②精神障害等の労災支給件数が多く、過重労働も多いこと。

今年の6月、厚労省は、昨年度の精神障害などの労災請求件数が2年連続で過去最高を更新したと発表しました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001f1k7.html

「情報サービス業」は、その、心を病む人が比較的多い業界なのです。
参考:http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110307/trl11030718160003-n1.htm

そこで、「情報サービス業」を分離・独立して、データを収集し分析する必要があるというわけです。

これは、近い将来、精神障害等の労災が多い「情報サービス業」は、労災保険料率は上がるかもしれないということを意味します。

「情報サービス業」に分類される、IT企業、システム開発企業は、とりわけ健康配慮義務に一層気を配ることが求められますネ。



10月1日から「全国労働衛生週間」です。

今年のスローガンは、「見逃すな心と体のSOS みんなでつくる健康職場」


思いの詰まったスローガンです。


”元気ですかー?”

これは猪木さんの定番のフレーズ。

今年のスローガンもいいですが、第一声として、これほど単純で気配りのきいた素敵な言葉があるでしょうか。



皆さんは、元気ですかー? (^_^)/





(あ、ただ、いくら元気でも、今日の野田総理の 所信表明演説中のヤジだけは、ホント情けなくなりました・・)



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