ACのコマーシャルには、素敵な詩が登場します。


『遊ぼう』っていうと『遊ぼう』っていう。

『ばか』っていうと『ばか』っていう。

『もう遊ばない』っていうと『遊ばない』っていう。

そうして、あとでさみしくなって、『ごめんね』っていうと『ごめんね』っていう。

こだまでしょうか、いいえ、だれでも


   こだまでしょうか ~金子みすゞ詩集


なるほど。思い当たることはいっぱいありますよね。。


今、私は、給与規定を作成しています。

給与が、従業員の働く意欲の一因になります。

給与は、従業員の仕事に対する、ひとつの評価の形です。

そう、まるで、こだまのような、事業主と従業員のキャッチボール。

頑張った従業員には、頑張ったという評価(給与)を。

そうでない従業員には、そうでない評価を・・・!?。

ところが、お前は「ばか」って言ってるような評価だと、もらった方もお前こそ「ばか」ってことになり、勤労意欲は下がってしまいます。

それでは事業主が「働こう!」と言っても、従業員は「働こう!」って言わないかも。。

「こだま」みたいな人の心だからこそ、簡単ではありません。

そもそもお金で勤労意欲をあおるってのも、限界があるのでうまくないんですけどネ。


「wikipedia」によると、この詩を作った金子みすゞさんは決して幸せな生涯ではなかったようです。

夫の放蕩に苦しみ、夫に抗って、26歳で・・・。


悟っていても、やはり現実に難しいのが、人と人ということでしょうか。


労務の専門である社労士の仕事もまだまだ奥が深く、難しいっす。

ぽぽぽぽーん。



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