パリーグのクライマックスシリーズを制した、千葉ロッテの今年のスローガンが「」でした。


ちなみに一通り見てみると、


福岡ソフトバンクチーム
 「今年はやらんといかんばい!」

埼玉西武ライオンズ
 「No Limit!2010 逆襲の獅子」

千葉ロッテマリーンズ
 「和」

北海道日本ハムファイターズ
 「Feel it! 」

オリックス・バファローズ
  「 Watch! ~気になるチームへ~」

東北楽天イーグルス
  「Smart & Spirit2010 Eagle Fire!」


中日ドラゴンズ
「笑門来福」「心願成就」

東京ヤクルトスワローズ
「JUST PLAY TO WIN.」

読売ジャイアンツ
「Show the spirit 原点」

阪神タイガース
「Focus on this play,this moment!!」

広島東洋カープ
「We're Gonna Win 俺たちは勝つ」

横浜ベイスターズ
「フルシーズンフルパワー アナライジングベースボール」


てなわけで、ロッテは小学校の運動会のテーマみたいで、群を抜いてシンプルです。


一見すると、”平和”の”和”なので穏やかな感じなのですが、選手、監督、コーチ、フロント、スタッフ、そしてファンが一丸となって、戦いぬくぞ!という実は激しい意味だったそうです。


唐突ですが、「和」で思い出すのは、「和を以て貴しとなす」という、聖徳太子の憲法17条の第1条の一節。


でも、太子も仲良くしようという意味だけで「和」を使ってたわけではないようです。


最後の17条の内容は次のようなものです。


「重大なことがらはひとりで決定してはならない。必ず多くの人々とともに議論すべきである。多くの人々と共に論じ、是非を検討してゆくならば、その結論は道理にかなうものになろう」


つまり1条と17条で、『人はえてして偏った、かたくなな見方にこだわって、他と対立を深める結果になる。 人々が互いに和らぎ議論をすれば、そこで得た合意は、おのづから道理にかない、何でも成しとげられる。』ということになるそうです。


昨年、フロントを中傷する下品な垂れ幕を掲げたファンに対し、西岡選手がヒーローインタビューで抗議したことがありました。


その次の試合から、今度は西岡選手に一部のファンから酷いヤジとブーイング。


バレンタイン監督は去り、地味(!?)な西村新監督が就任して今年から新体制へ。


そして、西村新監督が発表した今年のスローガンが「和」だったわけです。


最後のシーン、ウイニングボールをジャンプして捕った西岡選手がそのまま泣き崩れ、またグラウンド挨拶の時に深々とファンに頭を下げたのが印象的でした。


西村監督がそこまでご存じだったかどうかは知りません(失礼!^_^;が、いろいろ凝ったスローガンがある中、スローガンはロッテが日本一だったかもしれません。
(あとソフトバンクや中日のも個人的に好きです)(^_^)v




今のご時勢、一頃世相を反映したヒット曲さながら、ナンバーワンよりオンリーワン指向の若者が多く会社に入社してきます。


まさに、「和」と正反対かもしれません。


今日の人事労務の管理の命題として、そういった若者を正面から受け入れて、チーム一丸となってナンバーワンを目指す戦う集団になるよう教育せねばなりません。


まさに、「和をもって貴しとなす」という言葉が”キモ”になるかもしれませんね。



あ、郷土(宮崎・福島高校出身)の先輩、西村監督、CS優勝おめでとうございま~す!(*^O^*)



(ん~、それにしてもオ○ックスはスローガンがよくなかったですな。。ブツブツ)