今年の熱中症による労働災害の死者が33人(9月1日現在の速報値)に
上り、統計を取り始めた1997年以降で最多になったことが6日、厚生
労働省から発表がありました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100906-OYT1T01296.htm
本当に今年の夏は暑かったですね。
先週末は、所用で岡山の倉敷の方に行っておりましたが、倉敷もまた
暑かったです。(+_+)
そんなわけで、全国的に暑かったようで、熱中症による労災も記録的な
数字になりました。
なんせ、昨年は熱中症による労災の死者は8人、今までの記録は、
2001年の24人とのことなので、大幅更新ということになってしまいました。
ところで、この労災ですが、残念ながら”労災隠し”という風潮が存在したり
しています。
下請けを使う建設業とかでなくても、労災事故を表に出したくない経営者が
、中にはいらっしゃるようです。
でも、通常の保険と同じように、労災起こしたら、保険料率が上がってしまう
からという勘違いされている方も多いのです。
確かにメリット制という制度があり、労災保険利用の収支により、労災保険
料率は上下します。
でも、メリット制が適用される会社はその規模等により決まっており、中小
企業であれば、かなり限定されるのです。
メリット制が適用され労災保険料率が上下する事業の要件は次のいずれ
かになります。
①100人以上労働者がいる会社
②労働者が20人以上100人未満で災害度係数が0.4以上の会社
③一括有期事業(建設・立木の伐採)で確定保険料率100万以上の会社
②についてはも少しコメントが必要だとは思うのですが、災害度計数が
0.4以上ということはそこそこ従業員数がいないと該当しません。
つまり、中小企業であれば、労災事故があろうと、結局メリット制が適用
されずに、労災保険料率が上下しない会社は結構あるのです。
しかも通勤災害はどのみちメリット制の対象外です。
業務中、不幸にして事故が起きてしまった場合、遠慮?しないで労災
保険を適用するべきです。
その為にずっと掛け金を払ってきたのですから。
さてさて、台風が近づいているようです。
たいした被害が無く、台風一過で、地面を冷やしてくれるといいですね。
先週末、倉敷の美観地区で見た、人力車に乗った新郎新婦がまぁ暑
そうで、気の毒でした。(゚_゚;)
でも、私はちゃんと大きな声で「おめでとう!」って声かけましたよ。
(*^_^*)
思わず、「お疲れ様!」って言いそうでしたけどネ。