私の父母・兄弟が住む宮崎県川南町は、農業と畜産の町です。

宮崎日日新聞の連載「激震口蹄疫・川南町の叫び」を読むと今でも胸が詰まります。
http://www.the-miyanichi.co.jp/special/kouteieki/index.php?id=1511&paging=1&cat=feature1

川南町や隣の高鍋町や都農町を含む児湯郡一帯から、牛や豚が全くいなくなりました。
私も大きな養豚業を経営していた同級生のことが心配でなりませんでしたが、結局私は何の力にもなれませんでした。

この間、私は全くもって無力でした。

情けなさでいっぱいでした。


さぁ、でもこれからです!
一時は消えようとしていた町も、復興に向けて歩き始めています。

後は、また夢や希望がもてるような政策を、引き続き行政にはお願いしたいところです。


スペインの有名なエピソードにこんな話しがあります。

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硬い石を、いまいましいとぶつぶつ言いながら削っている石工がいる一方で、鼻歌を歌いながら石を刻んでいる石工がいる。

二人の石工に話を聞いたら、一方が「こんな硬い石を削らされて」と不満を訴えるのに対して、鼻歌を歌っている方は、「私はあの立派な寺院のあそこの部分を造っているんだ」と充実感をにじませる
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これは労務管理に使う話しなのですが、まさに人間は大きな夢や希望を持てなければやっていけません。

また、そういった意識付けを行うのが、上に立つものの使命だと思います。

それはまさに「メンタルヘルス」の根本だと思うのです。


かつてキング牧師の「I have a dream.」のフレーズは、黒人だけではなく、多くの人の心を打ち、また人々を奮い立たせました。


自分の夢を堂々と語るTOPは下の者から見ても魅力があります。

そんなTOPを見て、下の者も夢を持ちます。


そして、夢や希望を持つ人を応援したいと、心から私は思うのです。


おそれいりますが、どうか皆様も、宮崎県を引き続きよろしくお願い申し上げます。