今日の早天メッセージの聖書箇所は、ガラテヤ4:1-7だった。
4:5の「神は、御自分の御子を律法の下にある者として遣わした。」と言う所が、以前は意味がよく分からなかった。
それは、人間が罪を犯して罪の奴隷になっていたのを、律法がその事を教える役目をしていた。
つまり原罪を持つ人間には、律法を完全に守る事は出来ず、律法に閉じ込められている状況にあったので(ロマ7章参照)、イエス様がその律法から解放する為に、同じ人間(律法の下にある者)として来て下さったと言う事を理解した。
そして、私達がイエス様によって神の子とされ、神様を「アバ、父よ！」(天のお父さん！)と呼ぶ事が出来るようにして下さった。
それが、どんなに凄く尊いことであるかは、旧約時代では、神は恐れる存在であり、近づく事を恐れていた。（出エ3:6）
出エジプトの時、神の人・モーセに引き連れられて来たイスラエル民族は、不信仰を起こす度に神の怒りに遭い、地面が裂け飲み込まれて、生き埋めになったり（民数16:27-32）、蛇に噛まれて死んだりしたのを（民数21:6）、見て来たからである。
また、神を見た者は死ぬと思われていた。（出エ33:20、士師6:22-23、13:22）
その様な神を、私の「お父さん」と呼べる事が、どんなに偉大な恵みであろうか。私たちは、いつも礼拝などで、「天のお父様！」と呼びかけてお祈りをしている。
それも全てが、イエス様の故に、イエス様が私達の罪の身代わりに死んで下さった故に、イエス様の義が私達に転化されて、私達を義なる者にして下さった故に、戴いた恵みである。（ヨハネⅠ1:7）
それを素直に信じて、天のお父さまと呼びかけ、叫び求めよう 
神の右に座して、私達の取りなしをして下さっているイエス様（ロマ8:34）は、私達がその様になる事を願っておられる。
