つい2週間ほど前、福岡でもフランクザッパの伝記映画「ZAPPA」が公開されたのでさっそく観てきました。
フランク・ザッパといっても、日本ではあまり一般的ではないかもしれませんね。
1960年代の終わりあたりから90年代初頭まで活動していた天才的なミュージシャン、ギタリスト、作曲家、音楽プロデューサーで、実は相当な数の作品を録音し、残しています。
フランク・ザッパ&マザーズといえば、ロック史上においても超個性的で実力者ぞろいのまさに伝説的なグループでしたが、そのサウンドを聴いたことのある人は日本では少ないかも知れませんね。
いわゆる商業ロックではなかったのでヒットチャートに名前が挙がることは殆ど無かったはず、玄人受けする本物のアーティストでしたね。音楽ジャンルを超越してオーケストラのスコアも書いていましたし。
音楽家として以外にも、思想家としてもユニークな存在だったと思います。
自分の信じる音楽スタイルを貫くために、別の仕事で生計を立てつつ音楽活動をする、私もこういう考え方には共感を覚えます。
売り出してもらうために自分の主張を諦めたり捻じ曲げたりするのは、やはり望ましくありません。
だから結局彼は自分のレコーディングスタジオを所有し、自分のレコード会社を作って創作活動を続けて行ったわけです。
なかなかそこまで頑張れる人は少ないと思いますけど、フランク・ザッパはそこまでやり通した人なんです。
映画は2時間ちょっとの作品でしたが、貴重な映像の数々を観ることが出来てすごく楽しめました。
やはり本物を追及するなら、「カネ・カネ・カネ、マネー第一主義」に走らないことですね。