長く鑑定をしていて、よくあるご相談の中に「試験に合格できるかどうか?」というのがあります。
算命学の占いは卜占ではないので、合格出来るか出来ないかをカードとか、筮竹やらサイコロやらコインやらで占ったりはしません。ちなみに卜占というのは本来、自分の意志では決めかねる問題を解決をするため、その決断を下すために行うもので、その結果が当たる当たらないは二の次、そういうものなんです。
さて、算命学の占いの場合、判断材料が生年月日だけではそのようなテーマに対して答えの出しようがありません。
宿命と後天運から、受験時期の運気を読むことは勿論出来ます。
しかしながら、運気が良ければ試験に合格するといえますか?
そもそも合格ラインに達するだけの実力を身に付けているのかどうか、実力が伴わなければ運気だけがいくら良くても合格は不可能ですよね。
でも、実力はあるのに受験時期の運気が低迷していて、その影響で思うように実力を発揮出来ずに受験に失敗する、というケースは十分にあり得ます。
ですから自分にとっての好機を予測するのと共に、好機をものに出来るだけの実力をしっかりと身に付けておくこと、その両方が必要だということです。
なお、お子さんの受験が天空象(天中殺または大殺界)の時期と重なるケースを心配される親御さんが多くいらっしゃいますが、まだ成人前の、親の保護下にあるお子さんの場合、本人の運気よりも親の運気から受ける影響の方が遥かに大きいわけですので、お子さんの天空象についてはご心配いりません。
憂慮すべきはむしろ親御さんの天空象で、そのような時期に親の方が見栄を張り、欲を出して子供を良い学校に進ませて、将来は一流会社に就職させて等と目論んだりすると、そういう親の運気がお子さんの運勢を、その未来を捻じ曲げてしまうことにもなりかねません。天空象の禍は、欲の深い人間ほど大きなものを被ることになるのです。
(お子さんの受験合格に関してどのような鑑定法を用いるのかはここには公開しませんが、是非そのあたりを『万象算命創楽院』で学ばれることをお奨めします。)
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