かかりつけの医者が無事第二子を出産し、産休明けとなり受診した。70日間の空白があったが、最後に受けた血液県の数値はどれも正常値でほっとした。ついでに受けた癌の予兆も「特になし」でホッとした。投薬の効果、正しい生活習慣、とくに食事と運動を適切に行ってきた結果だろう。
ただしそんな優等生的な暮らしには多少なりとも辟易としている。食いたいものを好きなだけ食って、ゴロゴロしながら怠惰な暮らしに身を置く快感をもう何年も味わっていない。
子どもの頃からの「通知表」でオール5を目指してきた潜在意識がこの歳になっても残っているのが情け無い。
「たまにはお寿司でも焼き肉でも、おなかいっぱい食べてもいいんですよ」と主治医は言うが、正直、それは怖い!
この数日、正月のお節料理の「早割広告」が新聞に入ってくるし、テレビのCMでも流れ始めた。たまにはそれもいいか‥‥なんて思わない。やはりわが家に伝わるお節料理は家族総出で手造りしたい。年に一度だけのことだから余計にそう思う。
娘が祖母から引き継いだ伊達巻きの味は懐かしいし、わたしが父が作ったお雑煮の出しも、子どもや孫に引き継いでいきたい。
それにしてもお節の広告、早すぎはしないだろうか?