母の日ということで、子どもや孫が夕餉の膳に顔をそろえた。料理の素材などの説明が面倒なので、魚や料理名を書いた「お品書き」もプリントした。刺身はいつもの富山塗りの漆器に大きなウッカリカサゴの姿造り。脇にカンパチの刺身とマゴチの薄造りを添えた。

 銘々にはニジマスのフライ、タルタルソース添え。内山高典君らから頂戴した江戸前のシロギスをメインにした天ぷら盛り合わせ。

 それに握り鮨を一人8貫。20センチ級の大きなシロギスは、三枚に下ろし、腹骨を剝き、皮目に4本の隠し庖丁を入れて熱湯で湯引きにした。するときれいな白身が皮目から浮き出る。これを斜めに切ると2貫の握り寿司が出来上がる。

 冷凍してあったハマグリは、煮ハマグリにして開き、握ってから甘めのツメとたらした。マゴチの握りには少々の生姜をのせぽん酢をかけた。それにキジハタ、カサゴに朝焼いただし巻玉子など。

 良い魚ばかりだったので、粗汁は絶妙な味に仕上がり、お代り続出。

 妻をはじめ子どもや孫は喜んでくれたが、わたしはぐったり。昨夜、10時頃に床に着いたが今朝の8時まで眠りこけた。年寄りの疲れは二日か三日後という説は正しい。

 これだけの料理を楽しめたのも、豊洲の鮮魚を調達してくださった丸山氏、「藤井さんの家族分の天ぷらには数が足りないでしょう」と貴重な釣果を譲ってくださった内山君など(もちろん辞退はしたのだが)のご好意にも深甚の感謝!

 今夜は粗汁の雑炊が楽しみ。

 

 で、もう一度、寝ます‥‥。