小林製薬の紅麹のサプリですでに5人が亡くなったという。

 そもそもこの機能性表示食品がじつに怪しい。テレビでは、内臓脂肪が減る、睡眠が改善するなど、さまざまな効能をうたう機能性表示食品のCMが流れる。その宣伝費は半端じゃない。しかもこれが薬事法の「効能」ではない。「〇〇の減少が報告されています」と言って「効能があります」とは絶対に言わない。

 それがわかっていながら、わたしも「特茶」を3年も飲んでいるが、内臓脂肪など全く減らない。でもなんとか内臓脂肪を減らしたいから飲み続けてきた。効能はなくとも、たかがお茶だから、少なくとも「害」はないようだ。

 そこで起きた今回の小林製薬の紅麹問題。腎機能が改善するどころか、悪化した挙げ句死に至るというから恐ろしい。

 事件報道以来、小林製薬の株価は暴落したが、それまでは右肩上がりだった。広告に比例して売り上げと利益が上がれば株価は上がる。

 そもそもこの機能性表示食品は、安倍内閣の置き土産なのである。まあ、パー券のキックバックといい、統一教会問題とか、よくもまあとんでもない悪政という置き土産。

 それで今月投票になるわたしが住む15区の衆議院議員の補欠選挙。懲りずにろくでもない候補が立候補を予定している。「有権者をバカにするのもいい加減にしろ」と声高に言いたい。