今回は、「5分で分かる多剤耐性緑膿菌」講義スライド 岬 真之を、ライブドアブログに掲載しました。

 緑膿菌は健常人にはほとんど病気なんて起こすことのない病原性の弱い細菌なのですが、不思議なことに、結構多種類の病原因子を持っています。それなのに、なぜ日和見感染しか起こさないのかは、未だによく分かっていません。

 何れにしても、1980年代後半に、緑膿菌を含むグラム陰性桿菌に広く効果が期待できるフルオロキノロン(=ニューキノロン)、広域β-ラクタム、アミノ配糖体などに耐性を獲得した緑膿菌株を多剤耐性緑膿菌と呼ぶようになりました。

 最近では、緑膿菌に対し強い抗菌感活性が期待できるシプロフロキサシンやレボフロキサシンなどのフルオロキノロンやイミペネムなどのカルバペネム、アミカシンなどの抗緑膿菌用アミノ配糖体の三系統の抗菌薬に耐性を獲得した株を「多剤耐性緑膿菌」とする場合が多いようです。

 今回のスライドを読んで理解を深め、期末試験に出るかもしれませんので、一応、しっかりと覚えておきましょう。

  このブログには、「やさしい微生物学(細菌学・ウイルス学)」の講義スライドや、「5分で分かる〇〇」シーズが掲載されていますので、活用してください。