UFOを見たことのある人は居ますか。まずは居ないでしょうね。そう言う僕も、今まで一度も見たことはありません。ところが、僕は、今しがたUFOを見たばかりの人達が騒いでいるところに出くわしたことが2回あります。
一回目は、僕が中学生の頃のことで、その日はぶらりと近所の公園に行きました。その公園は、キャッチボールが出来る程度の長さが150メートル、幅が70メートルぐらいのもので、高さが5メートル以上の木が10本ほど植えられていました。公園に足を踏み入れたら、数人の小学生たち東の方の空を見上げて、UFOだUFOだと大騒ぎしていました。その時には、もうUFOは去ってしまっていたので、僕は直接そのUFO を見ることは出来ませんでした。小学生たちに、そのUFOはどんな形だったか聞いてみましたが、薄い虹色に輝く円盤のようなもので、数百メートルほど離れた上空を数分間ぐるぐる回っていたとのことでした。そしてそのうちにあっと言う間に南の方向に飛び去って行ったそうです。あと数分早く公園に行っていれば、僕もそのUFOらしきものを目撃できたのに惜しいことをしました。
二回目は、大学に勤務していた四十歳過ぎの事でしたが、大講義室の授業を終えて、講義棟の建物の正面の出入り口から外に出た時の事でした。その出入り口の階段の下で、数名の白衣の教員と学生が、空を見上げて「あれは、UFOだったんじゃないか。」と騒いでいました。この時も、僕は数分遅れでそのUFOらしきものを見逃してしまいました。UFOを見た人たちの話では、そのUFOらしきものは北向きのかなりな上空に現れたそうで、やはり白く輝く円盤上の飛翔体だったそうです。彼らは口々に人生で初めてUFOみたいな物を見たと話していました。三十代の臨床の女性教員も「あれは何だったんだろうか。初めて見たけど、UFOだったんだろうか。」と言いうことでした。その講義棟の南側にはグランドがあり、患者を運ぶためのヘリポート代わりに使用しているので、患者を運んできたヘリコプターを見間違えたのではないかとも思いましたが、その時はヘリコプターのプロペラ音は聞いていません。この時も、ちょっとの時間差で、UFOを目撃すると言う幸運に恵まれることはありませんでした。
一体、それらの飛翔体は何だったのでしょうか。宇宙はものすごくだだっ広い世界です。地球から一番近い恒星であるアルファ ケンタウリと言う星は太陽系から.4.3光年の距離にありますが、地球が野球ボールと同じ大きさとする、その恒星は、何とベトナムの辺りに在るそうで、その間には他の恒星は1つもありません。そんな訳で、天の川銀河の中で太陽系が回っている区域はものすごくスカスカの空間だらけなので、そう簡単にはUFOは地球にはやって来れないでしょう。だから、今回お話しした謎の飛翔体は、太陽系以外の恒星の周りを回っている太陽系外惑星から来たものではないでしょう。でも、あれは一体何者だったのでしょうか。そのUFOらしきものは、僕自身がこの目で見たわけでないのですが、未だに気になります。