しまっ

 

 去年の12月2日に、間違って、樹齢30年の我が家の「まゆみ」と言う樹の幹を写真の緑の所で追ってしまった。背景に見える垣根のウバメガシ(備長炭の原料になる樹)を剪定しようとして、無理して脚立を押し込んだのがまずかった。緑のテープで巻いてある所でぽっきりと幹が折れてしまった。

 これはまずいと、己の迂闊さを反省し、米をすり潰して2種類の抗生剤(アモキシシリンとセファクロール)を1カプセルずつ混ぜ込んだ堅めの糊を接着剤として、折れた幹を繋いで、周りをビニールテープでしっかりと巻いて、一応形だけは元通りにした(図1)。

 さてその後、どうなって行くのか観察をしていたのだが、4週間もすると紅葉した葉が少なくなり(図2)、その次の日には、前の日の強風で葉っぱが全部なくなってしまった。よく見ると、3つの赤い実が健気にも枝にぶら下がっている。

 果たして、何とか継ぎ目で組織が再生してくれたのだろうか。今年の春にはまた芽吹いてくれるのだろうか。まゆみが西風で倒れないように、右隣のアメリカハナミズキの幹に紐で括り付けて上げているが、どうなることやら。

 ところで、そのアメリカハナミズキは、家を建ててから数年して、1000円の苗を買ってきて植え付けたものだが、今では3メートル以上に成長し、ハナミズキの機嫌が良い年は、4月の中旬に100個ほどの白い綺麗な花を咲かせてくれる。

 写真には写っていないが、まゆみの左側には欅が植えてあって、これは幹の直径が40センチを超える巨木になり、近所迷惑なので、二階の屋根のてっぺん辺りで毎年枝を払っている。他の木も含めて剪定料が結構高いんだ。庭を維持するのも楽ではないが、春から秋には、色々な木々の緑が目を楽しませてくれる。