プルトニウムって本当に危険なの?
そんな不安を振り払うために作られたアニメ。
このアニメは原子力発電所を推進させるためのキャンペーンでした。
「原子力発電所なんか建設して本当に大丈夫?」「ウランだけじゃなくてプルトニウムも使う可能性(当時は使われていなかった)があるんでしょ」という不安を取り除くために作られた。
アニメを製作したのは動力炉・核燃料開発事業団。
このプルトくんのアニメーションは、プルトニウムの安全性を強調した内容になっている。
しかし、猛烈に国際的な批判を浴び、全て回収となってしまった。
回収を迫ったのはアメリカのエネルギー省長官。
問題視しているのはプルトニウムが体内に吸収されないという表現。
またプルトくんがプルトニウム溶液を飲むシーンも問題視されている。
青酸カリと比較し「飲み込んでもすぐに死ぬことはありません。胃に入ってもほとんどが排出されます」とアニメ内で説明している。
この表現で特に問題されるべき点は、飲んでも大丈夫な物は体外でも大丈夫なのではと誤解を与えてしまいがちなことだ。
どんでもないアニメである。
プルサーマル(プルトニウムで燃料を作り、従来の熱中性子炉で燃料の一部として使うことを言う。なお、プルサーマルとは、プルトニウムのプルとサーマルニュートロン・リアクター(熱中性子炉)のサーマルを繋げた和製英語(plutonium thermal use)である。軽水炉は熱中性子炉の一種である。)を認めさせるためのプロパガンダだったのです。
プルトニウムの毒性は、過去にアメリカでおこなわれた人体実験で証明済みである。
もちろん人体実験をされた人々は、その後 亡くなっている。
あまりにも残酷な実験のためブログには書きませんが、こちらのサイトをご覧下さい。↓
米の放射能人体実験
恐怖の人体実験 医学は何をして来たのか
そして、福島第一原発の3号機こそ、プルサーマルのMAX運転中に3月11日の地震が来て停止しました。
今、一番危険な原子炉が福島第一原発の3号機です。
長崎に落とされた、原爆の約1200発分のプルトニウムがこの福島第一原発の3号機中にあるのです。
福島第一原発3号機でのプルサーマル実施を推進した
福島県議会議員(2007年~2011年)の一覧
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湯を沸かしタービンを回して発電するのに、放射能のリスクのある原子力発電所は必要ない。
火力発電で十分です。
事故が起きた時、多くの国民命を奪うだけでなく、国土まで失うことになる。
そして、下請けの被曝労働者の実態を隠し続けているのです。