福島原発のニュースで想う事

こんにちは。

皆様、いかがお過ごしでしょうか？

先日の地震では大丈夫でしたか？

お怪我は無かったでしょうか？

私は、たまたま東京出張中で、帰宅困難者になっておりましたが、昨日の午後２時にやっと甲府行きの高速バスに乗ることができ、東京宿泊から２４時間後にやっと、自宅に帰ることができました。

ご心配いただきました、ブロガーの皆様。

ご心配いただき、ありがとうございました。

多数の方々が、東京では野宿されていました。都市部の災害でのもろさを実感したしだいです。

さて、今　福島原発の原子炉爆発が懸念されております。

先ずは、何万人いや何十万人の日本国民の命を救うために、命懸けで福島原子力発電所で作業をしていらっしゃる作業員の皆様に心よりの敬意と完全確保に全力をあげて最善を尽くして下さいとエールを送りたい。

すごいことです、自らの命が犠牲になるかもしれない危険な作業です。

作業員の皆様のご家族の心中お察し申し上げます。

もし、福島原発の１号機原子炉が爆発したら、1986年4月26日のチェルノブイリ原子力発電所事故と同じ事態が想定されるからです。

チェルノブイリ原子力発電所事故とは、1986年4月26日1時23分（モスクワ時間）にソビエト連邦（現：ウクライナ）のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で起きた原子力事故。広島に投下された原子爆弾（リトルボーイ）に換算して約500発分の原爆投下に相当する量の放射性物質が撒き散らされたことから、「核戦争」とも表現された。

4号炉は炉心溶融（メルトダウン）ののち爆発し、放射性降下物がウクライナ・白ロシア（ベラルーシ）・ロシアなどを汚染した。事故後のソ連政府の対応の遅れも相まって被害が拡大・広範化し、史上最悪の原子力事故となった。

事故当時、爆発した4号炉は操業休止中であり、原子炉が止まった場合を想定した実験を行っていた。この実験中に制御不能に陥り、炉心が融解、爆発したとされる。爆発により、原子炉内の放射性物質が大気中に大量に（推定10t前後）放出された。これは、広島に投下された原子爆弾（リトルボーイ）による放出量の500倍とも言われている。（ウィキペディアより引用）

原子爆弾（リトルボーイ）に換算して約500発分の原爆投下に相当する量の放射性物質が撒き散らされたのです。

福島原発の原子炉が万が一爆発を起こしたら、広島に投下された原爆500発分に相当する量の放射性物質が撒き散らされるわけですから、福島原発は言い変えたら核爆弾と同じです。

それを爆発させないように命懸けで作業している皆さんを心より応援しないわけにはいかない。そんな心境です。

何故なら、きっと現代に生きる誰よりも被曝の怖さを私が知っているからです。

私は広島県出身です。ですから、被爆者の苦しみを多数見て育ってきたのです。

ある仲良しの先輩のお母さんは、赤ちゃんの時に広島に投下された原爆で被曝しました。

先輩のご自宅にお邪魔した時、いつもベッドで寝たきりで、体調不良と闘っておられました。

比較的若いころは、そんなに影響はなかったと聞いていますが、年齢と共にいろんな病気が併発し、やがて合併症となり私が大学生の頃に、先輩のお母さんはお亡くなりになりました。

被曝から３０年後に重くなり苦痛との闘いの日々でした。

個人差はありますが、被爆して直ぐに重い病気になる方と、何十年後に重い病気になる方と様々です。

そして、気になる被曝のニュースがこれです。

東日本大震災：９人被ばくか　１０～２０キロ内に１８万人

　枝野幸男官房長官は１３日午前の記者会見で、東京電力福島第１原発１号機について、海水を注入する炉心の冷却作業について「原子炉圧力容器の内側に海水が満たされていると判断される」と述べた。周辺の放射性物質を調べるモニタリングの数値に変化はないと語った。

　冷却機能を喪失した３号機については代替するための作業を行っていると説明し「これが行われれば原子炉は安定した状態で管理される」と述べた。

　バスで避難をした住民のうち９人が測定の結果、被ばくした可能性があると明らかにした。

　避難状況については、第１原発周辺１０キロ圏内に１１４人、１０～２０キロ圏内には１８万人弱がまだ残っている一方、第２原発の30km以内の避難は完了し、１０キロ以内の３万人余りは１３日早朝から避難を開始したとしている。

（毎日jp）

残念ですが、政府の対応は遅すぎます。

広島原爆の500発分の放射能が放出されてしまうかも知れないのに、少なくとも危険と分かった時点、原子炉内冷却水の水位が下がった時点で、半径３０キロ圏内の住民を緊急避難させるべきでした。

本当に最善を尽くすなら、５０キロいや１００キロ圏内の住民の方々も非難した方がよいのでは？

そんな想いです。

チェルノブイリ原子力発電所事故の死者数

ソ連政府の発表による死者数は、運転員・消防士合わせて33名だが、事故の処理にあたった予備兵・軍人、トンネルの掘削を行った炭鉱労働者に多数の死者が確認されている。長期的な観点から見た場合の死者数は数百人とも数十万人とも言われるが、事故の放射線被曝とがんや白血病との因果関係を直接的に証明する手段はなく、科学的根拠のある数字としては議論の余地がある。直接チェルノブイリ原子力発電所をコントロールしているのはウクライナ共和国の陸軍で、軍人の話では3000人が事故当日に即死した。

事故後、この地で小児甲状腺癌などの放射線由来と考えられる病気が急増しているという調査結果もある。

1986年8月のウィーンでの国際原子力機関（IAEA）非公開会議で、ソ連側の事故処理責任者ヴァシリー・レガソフは、広島原爆での結果から、4万人ががんで死亡するという推計を発表した。しかし、会議では4,000人と結論され、IAEAの公式見解となっており、2005年にも同じ数字が公式発表された。

事故による高濃度の放射性物質で汚染されたチェルノブイリ周辺は、居住が不可能になり、約16万人が移住を余儀なくされた。避難は4月27日から5月6日にかけて行われ、ソ連の発表によれば、事故発生から1ヶ月後までに原発から30km以内に居住する約11万6千人全てが移住したという。しかし、生まれた地を離れるのを望まなかった老人などの一部の住民は、移住せずに生活を続けた。

放射性物質による汚染は、現場付近のウクライナだけでなく、隣のベラルーシ、ロシアにも拡大した。（ウィキペディアより引用）

つまり半径30km以内は、人体に影響のある放射能を浴びてしまうようですので速やかに避難する必要があるわけです。

そして、死者は公式発表は疑わしいので、恐らく4万人以上が正しいと思われます。

半径30km以内は、2010年12月29日にガイガーカウンターでは3500ミリシーベルトが確認されている。この様な莫大な放射線は人体に大きく影響する。

チェルノブイリ原子力発電所へは、キエフからはツアーが催行されているが、ツアーに行けば被曝することになる。

今も尚、チェルノブイリ原子力発電所の半径30km以内では放射性物質が残っているのです。

チェルノブイリは初めは秘密災害だった。大きな原子力事故が起こったという初期の情報はソ連からではなく、スウェーデンだった。

4月27日に、チェルノブイリ原子力発電所からおよそ1,100kmにあるスウェーデンのフォシュマルク原子力発電所の労働者の衣服に放射性の粒子が付着していることが判明したのだった。
スウェーデンによる放射性物質の発生源の捜索により、この漏洩がスウェーデンの原子力施設からではないと断定したことが、西ソ連で重大な原子力問題が起こっているという最初のヒントになった。（ウィキペディアより引用）

1,100km先まで汚染されてしまったのですから、日本で言えば福島県からだと我がふるさとの広島県までが、その放射能で汚染されることになります。

距離的には、広島県尾道市辺りまででしょうか。

ですから、何が何でも福島原発の原子炉爆発だけは避けてもらいたいのです。

日本国民の生命を守るため、みんなで作業員の皆様の安全と作業の成功を祈りたい。

そんな想いです。

チェルノブイリ原子力発電所事故についてはこちらから

災害でお亡くなりになられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。また、お怪我をされておられます皆様、心よりお見舞い申し上げます。

まだ、救助を待っておられる方々が、一刻も早く救助されることをお祈り申し上げます。

そして、災害に遭遇され避難生活をされておられる皆様へは、私の出来得る限り救援物資等の援助を山梨の関係各所に呼びかけ、早期救援物資の輸送を実現したいと考えております。

余震も続いておりますので、くれぐれもご自身の安全を確保していただき、仮設住宅が完成するまで頑張っていただきたいと心より願っております。

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