こんにちは。
朝夕がめっきり涼しくなってきましたね。
秋だな~
さて、今日は森信三先生の修身教授録からです。
人生の始終
一口に人生と言っても、人によっていろいろと考え方があるようです。
そこで旅行に際してもいろいろと準備が必要なように、諸君らも人生に対する種々の考え方を知ることによって、あらかじめ心の用意をすることが大切だと思うのです。
すなわち将来国家社会のために役立つ人間になろうという志は、十五歳から、遅くとも二十歳までには確立せねばならないのです。
そしてそれから以後の二十年は、いわば準備期と言ってもいいでしょう。
同時にこの二十歳から四十歳までの二十年間の準備のいかんが、その人の後半生の活動を左右すると言ってよいでしょう。
それはいわば花火の玉を作るようなもので、どんな花火が出るかは、まったくその準備期中の努力のいかんによって決まることです。
かくして四十代と五十代という、人間の仕上げ期の活動は、それまでの前半生のおいて準備したところを、国家社会に貢献すべき時期であり、したがって四十歳までの準備が手薄ですと、四十歳以後六十までの活動も、勢、薄弱とならざるを得ないわけです。
真理は、人間も四十の声を聞く頃にもなれば、だれでも多少は気付き出す事柄であります。
すなわち自分が社会的に活動する年頃になってみて、初めて自分が過去二十年間、その準備期を怠ってきたことに気付き始めるわけであります。
それ故人間も四十にもなって初めてこの真理に気付き出すということは、畢竟(ひっきょう:つまるところ、結局などの意)それまでの歩みがおろそかだった証拠であって、つまりは、自己の前半生に対する一種の悔恨(かいこん:過ちを後悔して残念に思うことの意)として気付くわけで、現にかく言う私自身もその一人であります。
そこで、このような自己の過ちを深刻に自覚すると共に、せめて後に来る若い諸君たちに、自分と同様の過ちを、二度と再び繰り返させたくないとの念が湧くわけです。
真の教育というものは、こうした一念から、その第一歩が始まるのです。
森先生も四十歳になって真理に気付いたと正直に語られています。
そして、後悔したとも語られている。
森先生ですらそうなのかと、僕は愕然としました。
同時に、どれだけ学ばなければならないのかとも思ってしまいました。
森先生が時々言われた真理とは、東洋思想的意味合いであります。
この真理とは天の声とでも表現すべき根本原理です。
二宮尊徳翁が言われた、天を基準にしなさいと言われたことに通じる。
西洋の思想や哲学では補えない空虚感を東洋思想や哲学が見事に補ってくれます。
森先生のバランスの良さは、西洋の思想や哲学を学び、東洋の思想や哲学も学ばれたところにあると僕は思います。
そして、苦労を重ねた少年時代と命がけで満州から生還した体験は、「生きること」に正面から向かい合う機会を与えられたのでしょう。
「人生二度なし」の言葉の重みは、そんな境遇から体に沁み込んでいったことだと僕は感じています。
ですから、圧倒的な説得力で森先生の言葉が入ってくる。
森先生が言われているのは、十五歳から二十歳までに志を立てなさい。
二十歳から四十歳までは、四書五経等、人間学について学び実践しなさいと言われています。
そして、初めて四十を過ぎて、国家社会のために役立つ人材となれると語れています。
僕は、まだまだ学ばなければならないと痛感しています。
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