こんにちは。
前回は、『立志』について、お話し致しましたが、『立志』同様に大切なのが、「自らの使命に気づくこと」です。
では、『使命』とは?
地球上に存在する全てのものが、役割を持っています。
この地球上に無駄なものは、何も無い。
桜の花びらが地上に落ち、それを微生物が分解し、また桜の根が栄養として吸収する。
食物連鎖もそうです。
人間だけが、例外でしょうか?
けしてそんなことは無い、人間も自然の一部です。
人間は地球上の支配者だとか、人間がこの地球を好き勝手にできると考えること自体が、浅はかな考えにすぎません。
まして、自分は無駄な人間だと思うことがあったとしたら、それは大きな勘違いです。
だれもが、この地球で自然の中で、役割を持って生れてきているからです。
昆虫も花も、鳥や猛獣も、そして人間もです。
命は、大切な地球上の自然の財産です。
天命に従い、その命を全うする。
人間の命もそうです。
そして、人間もその命を最大限に生かすために、『使命』を持ってこの世に生れてきています。
天から与えられた、使命を持ってこの世に生れてきてるのです。
森 信三先生は、「人世の価値というものは、その意義を認めることの深さに応じて現れてくるものであります。
したがって人言の生涯を通じて実現せられる価値は、その人が人生における自分の使命の意義を、いかほど深く自覚して生きるか否かに比例するとも言えましょう。」と修身教授録で言っています。
人生の価値は『使命』の意義を自覚するかで、より高められるのでしょう。
「何のために?」という目的意識が明らかになってさえすれば、長時間働いても、それは喜びとなり、成長することができる。」とてっぺんの大嶋 啓介さんは言っています。
てっぺんの大嶋 啓介さんは、著書の中で『使命』についてこう言っています。
「周りに夢を、元気を与えられるリーダーを一人でも多く育てていくこと。」が大嶋さんの『使命』。
『使命』もまた「利他の心」である必要があります。
人の役に立って初めて、『使命』と言えます。
森 信三先生は、「われわれ人間の価値は、その人がこの二度とない人生の意義をいかほどまで自覚するか、その自覚の深さに比例すると言ってもよいでしょう。
ところで、そのように人生の意義に目覚めて、自分の生涯の生を確立することこそ、真の意味における「立志」というものでしょう。」
『使命』の意義を自覚し、自分の生涯を確立することが、『立志 』である。
自分の『使命』に気づいた時、真に価値ある自らの人生を生きることになるのです。
『使命』も、『立志』同様に、ノートに書き残して、ときどき確認するようにして下さい。
『使命』の意義を自覚することが、モチベーションを維持する重要な鍵になります。
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