佐々木朗希投手、松川虎生捕手起用に見る人材育成と能力適性の見極め方 | コンサルタント KEN EYE’S

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すごい投球でした!

本当におめでとうございます!

 

 

みなさんもご存じの通り、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が昨日のオリックスバファローズ戦で史上16人目、史上最年少の20歳5ヵ月での完全試合を達成しました。

 

 

さらにプロ初完投、初完封に加え、13者連続奪三振の日本・世界記録、1試合19奪三振の日本タイ記録と記録ラッシュでの達成となりました。

 

 

入団して3年目、今年が実質初めてフルで戦うシーズンで1年通して投げたこともなくこれからの実績を作り上げる方が重要ではありますが、未完成でありながらこの投球です。いずれメジャーリーグに行くでしょうけど今後故障もなく成長と結果を出し続けて欲しいと思います。

 

 

そんな中、以下の2つの点については会社の人材育成や能力等の適性把握し活用する上で非常に参考になるのではないかと考えます。

 

 

1つは佐々木投手の類い稀な素質を十分に発揮できるよう2年かけて育成してきたチームの育成方針と携わってきた関係者の努力にも注目しなければなりません。

 

 

一軍の試合で活躍し続けるための不足している課題をクリアするために基礎体力面や技術面の向上を1年目から無理のないプログラムとスケジュール管理により進めていき、力をつけていき今年本格的に戦力として活躍できるように育成してきました。

 

 

よく1人前になるには3年かかると言われていますが、まさにそのように進んでいるものと思います。

 

 

もう1つは今回の完全試合、佐々木投手1人の力では達成できません。それを支える女房役であるキャッチャーの松川虎生(こう)捕手の存在も大きかったと思いますしそれを起用した井口資仁監督、首脳陣の決断と采配も忘れてはならないと思います。

 

 

松川捕手は昨年のドラフト1位で指名され入団。キャンプから非凡な素質と試合で結果を出したことにより、高卒18歳で扇の要となる捕手というポジションで2006年の西武・炭谷銀仁朗(現楽天)捕手以来16年ぶりとなる高卒新人開幕スタメンで一軍出場を果たしたことが話題となりました。

 

 

もちろんまだまだ課題は多くありますしこれからプロの壁にもぶつかると思いますが、経験を積んで成長していくポジションですので長い目で見てあげる必要はあります。しかし、昨日の試合は少なくとも今持っている非凡なる素質の片鱗を十分に発揮したと言えるでしょう。

 

 

それにしてもとても先月まで高校生だったとは思えませんね。末恐ろしい18歳です。風格があり佐々木投手がジョークでコメントした18年目と言われても不思議ではありませんね(笑)

 

 

そして井口監督をはじめとする首脳陣もその能力を見抜きスタメン起用を決断した判断とチームの状況と能力、調子の良し悪し等を見極め勝利に向かってコントロールする管理能力は経営者としても参考になる事例だと思います。

 

 

大学、短大、専門、高校、中学を卒業して今月から新入社員が入ってきた会社も多くあると思いますが、社員個々の能力を的確に把握し、活躍できるように計画し、人材育成することが改めて重要であることを認識し会社経営に役立てて頂ければと思います。