納付を免れた保険料は、２年間で少なくとも６０００万円超！
ダミー会社通じ給与の一部、厚生年金保険料逃れ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170924-00050108-yom-soci
記事より、逃れてる手口の流れ構図を別途掲載します。
ある意味、労働基準法の抜け穴的方法で、転籍・出向制度を海外の会社を利用して応用していると言えます。
さらに節税面で言えばよく使われている方法であります。
従業員への給料は２社から入るので合計すればきちんと支払われており、社会保険料は、タクシー会社の給料だけで申告しているので、保険料負担も少なく、手取りは増えることになります。
従って、従業員側は何のデメリットもありません。
ダミー企業は良くないことですが、同様の手口で、社会保険料逃れをしている企業も、実際は多いのではないでしょうか。
記事は厚生年金だけ伝えていますが、健康保険料や介護保険料、児童手当拠出金も逃れていることになるのです。
海外企業を利用した保険料逃れが明らかになるのは初めてとのことだそうですが、今まで調査していなかったことの方が？な気がしますが・・・
厚生労働省は、他にも同様の事案があるとみて全国の年金事務所に調査を指示したそうですが、調査する人員が不足するのは明らかで手が回りきらないように思います。
今後どこまで実態を解明できるのかは分かりません。
調査が入る前に、察知した会社は、何らかの手を打ってくることでしょう。
それを防ぐためにマイナンバー制度をうまく活用していかなければならないように思います。
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