今度はHISが書類送検!
毎日新聞HIS 書類送検へ 東京労働局、従業員長時間労働の疑い
複数の店舗で同社の労使協定の上限を超える残業を従業員にさせていたとして、東京労働局の「過重労働撲滅特別対策班」(通称:カトク)が強制捜査していた大手旅行会社のエイチ・アイ・エス(HIS、東京都)を書類送検する方針を固めました。
現在盛んに行われている、カトクを含む全国各地の労働基準監督署の労働調査は、三六協定の特別条項上限時間を多く届けている事業場を調査のターゲットにしているようです。
そして、もともと旅行業界は長時間労働や添乗員の労働時間問題などの労務管理には多くの問題を抱える業界であります。
ですので、このHISの書類送検は予想されたことであり、さらに旅行業界への見せしめでもあるように感じます。
やはり、このように企業名が公表されると、世論の印象は「ブラック企業」というレッテルが貼られてしまいます。どの程度影響が出るかは分かりませんが、少なからず社会的信用は下がることでしょう。
前にも書きましたが、これを見る限り、カトクや監督署の労働調査はますますカソク(加速)していくことになるでしょう。
これから法案が提出される予定である、労働法関連の改正案内容も注視しながら、今後の会社の労務管理や働き方の対策を今から検討しておくべきと考えます。