CMYKとRGBの色指定の差。と、プロの配色の考え方。 | おしゃれでかわいいデザインとお料理写真

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人のブログをふら~っとみたら、

CMYKとRGBの色の差、

の話になっていたので


あぁ、、、これで困る人もいるんだなぁとおもったので

書いてみますね。




色の設定の仕方は、CMYKとRGBがあって、

CMYKは、印刷用。インクの色。

RGBは、モニター用。光の色。

なんですね。



わたしはグラフィックデザイナーなので、

12年間、ずーーーーっと印刷物ばっかりつくっていますので、

街を歩いていてもWEBを見ていても、CMYKで色を見ています。感じています。

なので、目をつぶってもCMYKで色がわかります。笑



でも、RGBではちょっと仕事してないので、色の設定ができないので、

16進数で指定しています。

16進数っていうのは#000000って、感じで数字とアルファベトで指定するやつね。

結構、CMYKに近い色でちゃんと指定できるので気に入っています。




印刷物と、モニター表示のWEB媒体のデザインの色があまりにも違うのは、

ブランディング的に良くないので。

印刷物の色に、モニターでみるものを合わせる必要があります。




なぜなら、

RGBのカラーは印刷できないからです。

印刷物をRGBのカラー表現をするとなると。。。

イメージでいうと、

蛍光カラーみたいな感じになっちゃうかんじ?




逆に、RGBで作ってしまったものをCMYKに変換するとしずんで暗くなる。のです。

イラレでつくっちゃってたら、調整がちょっと面倒くさいかも。

フォトショなら、補正でなんとかなるけど。




RGBは、レッド・グリーン・ブルーの3色の混色。

CMYKは、シアン・マゼンダ・イエロー・ブラックの4色の混色。




RGBには黒が無いのですけど、CMYKだと黒があるので、

自動変換したときに、本当はCMYKで設定するなら黒が入らないものにも、

くすませるのに黒が勝手にはいっちゃうことが多々あります。

逆に、そこはシアン入れないでしょう!っていう色に、シアン(青み)が入ってしまったり。

思っていたように変換されないし、

すごく細かい数値設定になってしまって気持ちも悪い。

(これはデータが綺麗かどうか、みたいな話なんですけどね。)

デザイナーなら、

色の変換で色指定がどうなるのか、どういう色の混色でできてるのか、

ちゃんと理解してデータをつくるべきです。




デザイナーじゃ無い場合は、別に、素人さんなんでそんな気にせずに、

あれ~?? で、いいとおもいますが。

ここらへんを理解してつくってたら、

素人さんでも、おっ!わかってるね! となります。笑




そうそう、

写真の補正は、RGBでやるのが常識です。

CMYKだとしずんじゃって、きれいに補正ができないんです。




RGBで仕事するのは映像系の方だと思います。

ゲームとかね。

グラフィック系の方でも、レタッチャーさんはRGB畑ですが、CMYKとRGBを調合させるプロです。

なので、グラフィックデザイナーはレタッチャーさんを頼りにします。笑

WEBデザイナーもRGBだけど、企業の仕事ではコーポレートカラー指定もあるし

CMYKとRGBを合わせる前提で色の指定をしているはずです。




こんな風に、プロの世界でも

RGBとCMYKの調整はそれほど難しいもの。ということ。

RGB系の印刷物(グラフィック画像や写真など)と印刷物の色の調整、となると、

それはもう、印刷屋さんを巻き込んでの調整の繰り返しの世界なんです。



だから、

デザイナーは、

共通認識の色の設定・色の常識をしっかり理解して、

色を設定しないといけない仕事なんです。

こういうことは、アーティストとデザイナーの差ですね。

デザイナーは、いろんなことを考えて作業をしなくては行けない仕事です。





ということで、ブログのデザインも

最初からCMYKモードで合わせてデザインすると、

紙もの印刷するときにも色を合わせることが簡単なので

おすすめです♡

RGBしか選べないソフトの場合は、16進数表示のカラー見本を参考にして色指定すれば、

CMYKにしてもそんなに違わない印象になります。


色選びにおすすめのサイト>>http://www.colordic.org/






mina



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