私は、約1年8か月の学習期間で社会保険労務士試験に合格させていただきました。そして合格発表から約1年8か月が経過しました。このタイミングで私の受験を振り返ろうと思います。ブログを読んでいただいた方の参考になれば幸いです。

 

 1.何故、社会保険労務士を目指したか?

 

 自動車運転免許を除き私が最初に手にした国家資格は「第二種衛生管理者」。大勢の人が働く事業所には必要なお馴染みの資格です。勤務先にとっては一人でも多く資格保有者を確保したい思惑があって、2日間の外部研修と本試験の費用は勤務先負担、共に平日の出張扱いで半ば強制的に取得させられました。

 

 この資格取得が社会保険労務士に繋がっていった・・・と言えば格好が良いのかもしれませんが、全く関係ありません。この当時、自身の担当先に社会保険労務士事務所がありましたが、先生個人の資産管理の一部に関わる程度で事業内容はほとんど理解していませんでした。今から約30年前の事で、まさか後に自身が非開業ながらも社会保険労務士として登録することになろうとは全く想像さえしていませんでした。

 

 その後、「行政書士」と「2級ファイナンシャルプランニング技能士」(以下、FP2級と記します)を取得しました。30歳代後半でしたが、独立を目的とした取得ではありません。

 

 それから数年後、また、「社会保険労務士」という名称を頻繁に聞くようになります。「年金相談会」というものです。金融機関はその濃淡に違いはあれど、年金受け取り口座を増やそうと考えます。高齢者のメインバンクとなることにメリットがあるからです。その獲得の一環として「年金相談会」が開催されました。実際に私がその場に立ち会ったことはありませんが、「社会保険労務士」=「年金に詳しい人」=「年金業務で生計を立てる人」と考えるようになりました。

 

 行政書士とFP2級と併せれば上手く独立できるかもと考え始めてのはこの頃です。但し在職中の40歳代半。受験勉強する余裕はなく現実性の低いものでした。

 

 続く