「前例が無い」

 消極的、否定的の文脈で使われる事が殆どの言葉である。


 読売ジャイアンツの監督は「生え抜きのエースピッチャーか四番打者に限る」という不文律があると言われている。


 昨日、その座に松井秀喜氏が就任した。四番打者という条件には合致するが、10年間の在籍後にニューヨークヤンキースに移籍している。所謂「生え抜き」にはあたらない。


 「前例は覆すためにある」


 こんな言葉も残されている。松井氏がどのような結果を残せるのかは誰にも分からない。ただ、過剰に伝統を重んじる球団の前例を覆させたのは、それだけでも凄いことだと思う。


 私も日頃必要以上に前例にとらわれている事が無いかを見直す事にしよう。