香港・マカオでは日本語は全く通じない。

今年2度台湾旅行をしたが、タクシーやレストランで日本語が通じる

事がある。日本統治時代の名残か?日本人観光客が多いからか?

香港では宿泊した4つ星ホテルのフロントでは僕の拙い英語でも通じたが、

その他ではたまに通じるほど。

中国の言葉も北京語でカタコト話せるが、香港・マカオは広東語なので

これも通じない。広東語はジャッキー・チェンでお分かりの早口で大声だ。

唐宮小聚での昼食の後、百度地図を見ながら大通りに出る。

トラムに乗ってビクトリア公園に行くため。

あの香港民主化集会の象徴の広場なので行きたかった。

香港島を東に向かって行くのだが、行先表示が理解できない。

方向が合っていれば間違いないと思ったが、結果的にはその

手前で右旋回し、着いたのはハッピー・ヴァレー競馬場。

競馬でもやっていれば、それなりに見ものだったのだが、休止中。

脚も痛くなって付属の児童公園で休憩。

夕方になったので、ビクトリアパークは諦め、再度トラムに乗って

セントラルに戻る。帰りは古風な木製部分が多い車両。

下車場所が悪かったのか、フェリー乗り場へ向かうが大迷い。

グーグルマップを見ながら時間がかかってやっと到着。

舟の中から夕焼けが見える。

古風なクルーズ船も見え、あれに乗りたくなる。

1881HERITAGEはライトアップされてきれい。

2階建てバスは今日も乗れなかったな。

九龍地区へ戻って、陶源酒家で上海蟹を食べようと思ったが、

マップの場所にその店は無い。

仕方ないので近くの「港匯軒」へ。「軒」とつくレストランは高級だ。

「酒家」も高級で「酒楼」が続き「大酒楼」は大衆店。

店はさすが高級店、28階の高層階から港の夜景が見られる。

金持ちそうな人たちが宴会している。

メニューを見せてもらったが、単品では選択が難しそう。

親切な店員のおばちゃんが上海蟹のコースメニューを勧めてくれた。

願ったりかなったり。

選択するメニューが二つあるが、これは分かったので選択。

蟹とフカヒレのスープ。さすが高級店ならではの素材の良さが光る旨さ。

鮑と黒トリフの炒め物。これもさすがの旨さ。

上海蟹雄の蒸し物。今の時期、雄が旨い。

初めて上海蟹を食べたのも香港。そのうまさに雄雌3つも食べたのを

覚えている。

雄はネットリとした精巣の旨味が特徴。

11月以降は雌の卵がうまくなる。

蟹肉と豆苗のとじ物。これも蟹肉が存分味わえる。

蟹みそ入りもち米の炒め物。これが案外旨かった。

蟹粉入り小籠包。これは普通。

鳩のロースト。普通の味だがちょっと多いな。

最後に餅入りデザートで終了。

料金は青島ビール1520円、御茶代400円、手拭き160円を

含めさらに10%サービス料が加算されて約16000円。

広東料理を堪能したから仕方ないか。

紹興酒など他の酒類は超高価なので我慢した。

今夜も高層ビルのバーが見つからず、ホテルの部屋で焼酎を楽しむ。