海外法人設立事業の備忘録

海外法人設立事業の備忘録

問い合わせを切っ掛けに社労士業とも行政書士業とも関係ない海外法人の設立を始めたのですが、ご要望に応えているうちにレパートリーが増えました。
これは関連知識の個人的なメモ帳です。
設立可能地域 香港、英国、シンガポール、ニュージーランド、BVI、セーシェル他

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今年に入り、また口座開設が外国人(日本人含む)にとって
厳しくなっております。

まず、HSBCの法人口座開設の審査の際の添付書類等が、
最大で以下の状態です。
(個人口座は、通訳付きでも英語が話せない人は厳しい。
 ただし、話せない人でも今月お客様で開設できた人も
 いるので、資産状況によっては大丈夫なこともあり)

1.役員及び株主のパスポート
2.役員及び株主の英文の残高証明書(日本の銀行発行)
3.役員及び株主の国際運転免許証
4.法人の事業計画書及び収支計画(英文)-設立後3年まで
5.商品やサービスのサンプル、カタログ
6.名刺(設立した法人で作成)
7.入国カード(税関で受け取るもの)-正規の入国であることの証明
以下はまだなくても大丈夫らしい。
8.役員の職歴のわかる書類(英文でA4サイズ1枚)
9.役員の学歴のわかる書類(英文でA4サイズ1枚)
10.役員の履歴書(英文でA4サイズ2枚)
11.役員の過去の仕事経験の証明書類(英文でA4サイズ1枚)
12.領収書(日本の文具店で販売しているもので可)

また、子会社であるHang Seng銀行の方が開設し易い状態です。
なお、Hang Seng銀行の場合、上記の1~7にプラスして、
審査担当者への手土産(ちょっとした物で可)を持っていくと
成功率が高くなります。

Hang Seng銀行以外ですと、中国銀行が、まだ個人・法人ともに
開設ができるようですが、Standard Chartered銀行などが、
個人・法人ともに外国人は、新規は不可で、シティーバンクが
個人は不可に近いが、法人なら何とか、という状況のようです。

昨日は英国法人の検索について言及しましたが、

今日はBVI法人の検索方法について、述べたいと思います。


ご存知の方も多いと思いますが、BVI法人は秘匿性の高い

海外法人です。

ですので、簡単には調べられません。


当事務所では、ロンドンの代行会社経由で調べることも

出来ますが、正規のルートではないため、依頼すると

40~50万円の請求が来ます。


ネットからの方法としましては、かろうじて下記のサイトで

分かることも有ります。

http://www.bvifsc.vg/en-us/regulatedentities.aspx


元々は、ライセンスを持ったBVI法人の検索サイトですが、

会社名を入力して、Searchをクリックすると、

ライセンスのない存在しているBVI法人は空欄が表示され、

更新せず放置して存在していないBVI法人の場合は、

データがないため「No match」と表示されます。


つまり、ライセンスの無い会社は、存在しているかしていないか

何とか分かるだけです。


やはり基本は分からないので、ご興味の有る方は、こんなのもある、

と参考程度に覚えて置いてください。

「●●法人の登記簿謄本取得する方法を教えて下さい。」など、

問合せの中には、海外の会社の実態を調査する方法を

聞かれることもあります。


日本では、近所の法務局に行って、交付申請書に600円の印紙を貼って

窓口に提出すれば、簡単に謄本が取れますが、

海外法人の場合、どちらかというと、再発行に近いため、

第三者が謄本を取得するには、とてもハードルが高かったりします。


もちろん出来る方法を知っている場合でも、現地の会社秘書役になる

資格を持つ会計士事務所に代行を依頼することになるため、

当然、数百円、数千円というわけにはいきません。


しかし、英国法人やBVI法人は必ずしも満足できるレベルで

調査できるわけではありませんが、ネットから調べることは出来ます。


例えば、英国法人は下記のサイトを利用します。

http://www.companieshouse.gov.uk/index.shtml

「Company Information」をクリックすると、

会社名又は法人番号の入力画面にいくので、

そこで会社名か法人番号を入力すれば、現在の状況が

確認できます。

法人口座を開設した金融機関などは、更新の時期になると

更新されたかどうか、確認しているものと思われます。


BVI法人は、説明が長くなるので、次回にいたします。

昨年から、香港にいる現地通訳兼サポートからの提案もありまして、

マカオ法人の設立を開始しました。


法人税率が、シンガポールや香港より低いので問合せはあるものの、

法人設立時と法人口座開設時の2回マカオに渡航しなければならず、

また、着手から口座開設まで3ヶ月程かかるため、やや敬遠されがちでした。


ですが、最近急ぎではないのと香港やシンガポールには法人を

設立しているので、マカオが良い、と希望される方が現れたので、

改めて最新の情報を取り寄せたところ、以下のようにやや選択肢が

狭まっている状況になっていました。


1.HSBC香港が、マカオ法人の口座開設を受け付けなくなった。

2.出資者に日本法人が入っているとマカオの銀行も口座開設を受けない。

3.設立形態が、日本人の場合、個人企業のみ。


1は、元々HSBCはルールがしょっちゅう変更されて、日本法人も

口座が開けたり開けなくなったりしているので、いずれまた変更が

あると思います。


2は、以前は日本でも有名な企業が支店や子会社を設立して

口座開設するケースが多かったのですが、最近では、

現地になじみの無い日本の中小企業が出資した法人の

口座を開こうするケースが多くなり、銀行側も善し悪しが判断できない

ので、審査を通さなくなったみたいな感じです。


3は、出資者3人以上で設立する株式有限公司、出資者数が2人以上

30人以下の有限公司、出資者が一人の個人企業など設立形態がある

のですが、日本人の場合は、出資者1人・取締役1人で日本法人が

出資しない個人企業の設立のみ認める、というふうに制限されています。



関連サイト


http://www.takanawakeiei.jp/category/1981166.html

いくつか現地の会計事務所と「提携していますが、今はどこも設立費用は
100万円超となっています。

去年までは30万円台もあったのですが、今年に入り、40万円台に突然値上げ。
そして、4月以降は50万円台と見積もりを聞くたびに値上げしており、
今では、一番高いところは、法人設立だけで160万円。

口座開設の審査のサポートで使う日本語通訳の相場も今年の頭くらいまでは、
1日拘束して2万円くらいだったのに今では1日4万円で安いほうになっています。

とりあえず、当事務所が提携している中で一番安い会計事務所は、
口座開設のサポートを含めて今でも60万円台。
おそらく、かなり安い部類になると思います。

香港法人設立を依頼している香港の通訳の伝手で一度シンガポール法人の
相場を確認したところ、
「30万円台、50万円台も探せばあるけど、頼んでお金を払ったはいいけど、
 結局出来なかったりするから、高くても信用できるところに依頼した方がいい。」
と言う回答がありました。

また、どこまで本当かわかりませんが、法人口座開設も場所を借りて
電話回線を引いて、かつ現地の従業員を雇わないと日系企業は開設できない、
という話も伝わっています。
以前は、主に口座開設はDBS銀行を使っていましたが、今はオーストライア系の
割と審査もおおらかなANZ銀行でないと厳しいのも現実です。
そのせいか、アジア進出の拠点としては、また香港法人の人気が高まっているようです。

先月香港の通訳に聞いたことですが、

現在BVIやセーシェル、サモア、ケイマンなどのオフショア法人の

法人口座開設が不可能となっているようです。


現地通訳はHSBC香港の法人口座開設スタッフの知り合いなので

多少の無理はきくようですが、今はその伝手を頼っても基本的には

不可能で、出来るとしたら、BVI法人等設立後に香港で営業所の登録を

しないといけないようです。


そうすると当然香港で税金がかかりますので、わざわざタックスヘイブンの

ところに法人を設立する意味はありません。


法人口座開設をメインに考えると香港、英国、マカオの法人は

法人口座が開設しやすいようです。


ただ、マカオ法人はマカオで行うビジネスの事業計画書を作成して

政府の承認を受けないと行けませんし、設立時に取締役全員と株主全員が

渡航しないといけません。


その点、英国法人は現地の秘書役や役員も不要で英国内で売り上げを

作らなければ、課税されません。英国で法人を設立して香港で口座を開設

すれば実質税金の納付はありません。

これからは英国法人が見直されるかも知れません。


今年の4月から審査が厳しくなったHSBC香港ですが、

8月頃から少し緩和されたようです。


1つは、法人口座が開設できなくなっていたセーシェル法人ですが、

口座開設が再開されたようです。


また、原則現地の窓口での手続きが必要ですが、

同業者が、スカイプを使ってTV電話での面談を試みたとの

連絡がありました。

まだ結果は出ていないようです。


7月以前のように書類審査だけでの口座開設はできませんが、

とりあえず、香港に行かなくても開設できる可能性は出てきました。

期待してTV電話面談の結果を待ってみます。


4月以降、法人口座開設の審査が厳しくなりましたが、

先月からまた厳しさが増したようです。


今度は、海外法人(香港法人以外)は香港に来て審査を受けないと

口座開設をしない、という内容です。



元々HSBC銀行は現地で審査を受けないと口座開設はしません。


では何故、今まで書類審査で口座開設が出来ていたかというと、

書類上は代理店が銀行に代わって面談していたことになっていたからです。


しかし、銀行側の抜き打ちチェックで代理店が面談していないことが

分かると、マネーロンダリング防止の香港政府の意向も影響し、

TV電話での面談が導入されました。

当然、カラ面談で口座開設をしていた代理店は、代理店資格剥奪などの

措置にあっています。


それが今回は、絶対に来なければダメとなっています。

今のところ、明確な理由が分かっておりません。

一応、次の2つの説(うわさ)が伝わっています。


1つは、香港の法改正の影響で厳しくなった。

2つめは、先月話題となった英国本店の資金洗浄スキャンダルの影響


いずれにしても、審査の厳格化は今後も続くと思いますし、

緩和される可能性はあまり無いと思われます。

外国法人の日本支店を設立する場合、宣誓供述書というものが

必要になります。


現地の公証役場かアメリカ大使館で宣誓供述書の認証を行うのですが、

原則、日本人代表者の宣誓供述は認められていません。


とは言っても、最近では大使館も多少融通を利かせてくれて、

ネットから相談の予約を入れて、相談後にまたネットから

宣誓供述の予約を入れれば、認めてくれたりもします。


一応、例外扱いなので、常にやってもらえるかどうかは分かりません。

やはり、アメリカに行けるのであれば、その方が良いと思います。



うちの事務所の場合、ハワイ法人設立はやっているので、

ハワイであれば、現地の会計士に宣誓供述の代行を依頼します。


ただ、その場合、秘書役に就任してもらわなければなりません。


法人設立の際、次の四職の役員を選任します。

(日本人には分かり難いですが、厳密には役員と取締役は別で、役員は、執行役員に近いです)

1.社長

2.副社長

3.経理担当役員

4.総務担当役員(秘書役)


4の秘書役が、宣誓供述を行う役割をします。

1人で全て兼任することもできます。


責任が伴うので、会計士も宣誓供述の間だけ就任して、

終わったらさっさと辞任しますが、一応この方法で、日本人だけでも

ハワイ法人と日本支店の設立ができます。


ちなみに、現地の法人口座の開設は社長の役割なので、ハワイで口座を

開設したい場合は、1度はハワイに行かないといけません。

日に日にHSBC香港の審査が厳しくなっているようです。


現在、BVI法人の法人口座開設を進めていますが、

銀行から、定款の原本を預かる、と言われてしまいました。


セーシェル法人のように審査を受け付けなくなった訳ではないのですが、

定款を預かられたのは初めてです。

しかも、定款の印刷物は写しも全て預かるそうです。


コピーまで預かることに何の意味があるのか分かりませんが、

とりあえず、厳しさは伝わりました。


ちなみに、日本の会社がHSBC香港銀行に口座開設を

しようとしたら、会社の登記簿謄本と定款の写しの他に、

役員全員と10%以上の株式を保有する株主の

1.パスポート

2.住所を証明する物

が添付書類として必要になります。


これらの書類の認証を香港の弁護士などにしてもらうため、

翻訳費用も含めると、郵送での開設は20~30万円かかります。



関連サイト


http://www.takanawakeiei.jp/article/14123360.html