受け継がれる世界 -ゴールデン対ロゼ- | Resistance to Despair

Resistance to Despair

絶望への抵抗

 

 <注意!!

当作品は「東方Project」と

「ドラゴンボール」をモチーフとした

二次創作小説です。

原作とは設定が大きく異なります。

 

以上をご理解の上ご覧下さいませ。

 

 

このまま一気に形勢逆転を狙った咲夜だったが、

次の攻撃の構えをとった瞬間、力が抜け、

元の姿に戻った。

 

「なに、もう時間切れか!?

「おそらく炎の女神を維持するパワーを

使い果たしたんだわ」

 

フリーザが咲夜をにらみつける。

「今のは、痛かった…痛かったぞー!!

 

 

残虐な本性を表したフリーザの攻撃を喰らい、

咲夜は意識を失った。

 

 

 

「このオレにダメージを与えた貴様から

先に殺してやる。

粉々に砕け散れ!」

 

フリーザがエネルギー弾を作ろうとした時、

ケンブラックが肩を震わせた。

 

「おのれ、よくも…よくも咲夜を…

せっかくオレを生き返らせてくれた

仲間を守れなくて何が同盟だ、

何が…理想郷だ!」

 

 

怒りと悔しさが爆発し、髪と眉、

そして気が薄紅色に染め上がる。

 

 

「くっ…こいつらの変化は一体何なんだ…!?

フリーザがうろたえる。

 

「あれが、レミィや咲夜が言っていた

超皇帝(スーパーエンペラー)ロゼ…」

パチュリーも目を見張る。

 

再び超皇帝ロゼに返り咲いたケンブラックの外見は

東京で古川トラを倒した時と変わらないが、

その気の大きさはあの時よりも、

先ほど超変身を見せた咲夜よりも

さらに上回っていた。

 

「パチュリー…だったか、あの3人を頼む。

まだ微かに息がある」

 

パチュリーは静かに頷き、移動した。

 

「感じるぞ…溢れるような力を。

言っておくがこのオレの変身は

さっきの咲夜と違って

貴様を倒すまで解かれることはない。

覚悟しろ、フリーザ!」

 

 

「図に乗るな、サイヤ人もどきの猿人間め!」

 

 

 

 

ケンブラックの強さは本物だった。
 余裕のなくなったフリーザの猛攻を巧みにしのぎ、

カウンターアタックが次々と決まる。

 

パチュリーは倒れていた3人の意識を

魔法で何とか回復させた。

ただ、自身もこれまでかなりの魔力を

消耗していたため、それが精一杯だった。

 

~<消滅>に続く~