厚生委員会視察2日目は伊達市にある社会福祉事業団「太陽の園」です。
もともとは、知的障害者に向けた道立の総合援護施設であったのですが、平成18年4月に施設の移譲を受け、太陽の園が自主運営することとなったそうです。
広々とした敷地の中に、障害児施設・更生施設・授産施設・診療所等が配置されており、そこからの眺めは最高!
北海道の湘南と言われる伊達市や昭和新山等の絶景が一望できます。
知らない人が見れば、公園の中にあるセミナーハウスと錯覚してしまうでしょう。
そんな恵まれた環境の中で、現在約300人の知的障害者の方が通所しているということです。
ここで感銘を受けたのは、地域生活移行への取り組みです。
障害者を施設に囲い込むのではなく、積極的に町で暮らせるように支援していく。
これが太陽の園の基本理念です。
現在までに525名もの障害者を地域に送り出し、それぞれが一般企業や福祉的就労施設に勤め、仕事をやりがいとしながらケアホーム・グループホーム等で暮らしているのです。
その背景には、障害者に対する伊達市の市民や企業の理解とやさしさがあることを強く感じました。
普通、ケアホーム・グループホームを作ると近隣の住民は快く思わないようですが、ここでは、「見ず知らずの人が越してくるより、太陽の園の方に住んでもらうほうが我々も安心だ。」といって、暖かく受けいててくれるそうです。
また、障害者を雇用している企業は市内で58事業所にもおよび、「職親会」という経営者の組織を作り、更なる障害者雇用に取り組んでいるそうです。
(あるクリーニング店は従業員90名中、障害者が23人を占めています)
ここに驚くべき数字があります。
伊達市内で生活をしている障害者の数800人。
(施設入所者ではありません)
これは実に市の人口の2%にあたる数字です。
まさに障害者と寄り添い、ともに暮らすことを誇りとしている地域なのではないでしょうか。
上田市も見習うべき点がたくさんあります。