皆さん、相倉という集落をご存知ですか?
そう、飛騨の白川郷と一緒に世界遺産登録された合掌造りの集落です。
日本では見られなくなった原風景がそこにあります。
有名なのは圧倒的に白川郷ですが、相倉はショウアップされていない素朴な感じが好評のようです。
実際、60人もの村人がそこに住み続けているから驚きです。
(外側はかやぶき屋根ですが、エアコン・地デジも完備しており、暮らしは街中と変わらないようですが・・・)
ビックリしたことに、参議院選挙のポスターも堂々と世界遺産の町並みの中に掲示されていました。
私が興味を持ったのはそこのガイドさんです。(村内在住)
大きな写真入のファイルを持ち、ポイントとなる場所に立っては村の歴史や文化、現在の暮らしにいたるまで事細かに私達に説明してくれます。
しかも、ガイド料は無料!
県に委託されてガイドの仕事を請け負っているのかと思えばそうでもない・・・
この人は、どうやって生計を立てているのか?
疑問は帰りのバスに乗り込む前に分かりました。
「先程、撮らせていただいた集合写真が仕上がりました。1枚1000円です。よろしかったらいかがですか。」
そうです、このガイドさんの本業は町の写真屋さんでした。
しかし、同じような写真販売は数多くありますが、遊園地等のアトラクションでパチリととられた写真は一度も買ったこともない私が、今回はついつい買ってしまいました。
(いや買わなければいけないと思わせられました。)
それは、そのガイドさんの一生懸命な説明です。
この相倉の歴史や文化を知ることができたのも、このガイドさんがいてくれたおかげです。
それによって、世界遺産を堪能できたのですから1000円は安いものです。
なんと驚くことに、写真を買っているのは私だけではありませんでした。
後で聞いたのですが、視察メンバー18人中、実に15人が彼から写真を買っていたそうです。
上田市には「シャッターマン」という、他の地域から視察に来るくらいの素晴らしいボランティアがいます。
しかし、それとは別の角度で、上田城や真田家の歴史を語り案内してくれる専門ガイド兼プロカメラマンがいたら・・・
おそらく、観光客の満足度も高まり、せっかくの団体旅行の思い出に・・・と写真も購入されるでしょう。
この仕組みが、ホスピタリティーであり、観光をビジネスに変えていくお手本であるような気がします。
その点、上田市はまだまだ観光でまちおこしをする視点が弱いような気がします。
今後は市民も潤う観光業に育て上げて行かなければなりません。