5月14日、15日と東京で「リーガルネットワーク研修会」が行われました。
(リーガルネットワークについては2月13日のブログを参照してください。)
研修のテーマはズバリ、今問題となっている「メンタルヘルス」です。
最近は、顧問先の企業から従業員のうつ病についての相談が私の事務所にも多数寄せられています。
それだけ現代は強度なストレス社会となってしまった感じがします。
各企業はそういった状況下にあることをしっかり認識し、従業員の心の病を未然に防ぐための労務管理をしていくことが求められています。
つまりそれがメンタルヘルスなのです。
そういえば最近は「5月病」という言葉をきかなくなりましたね。
実は、その多くが「うつ病」と表現を変え、その数は年々増えてきているのです。
ここで皆さんに注意していただきたいのは、「心の病=うつ病」ではないということです。
一般的に「うつ病」とはストレスが原因で、主に仕事熱心で責任感の強い人に現れる病気です。
つまり、中間管理職でよく働いている優秀な社員ほどかかりやすい傾向が見られます。
ストレスの軽減(療養)や薬の服用により確実に治るといわれています。
これに対し、同じような心の病でも「現代型うつ病」といわれるものもあります。
これは未熟な人格が原因でうつ状態に陥るものです。
今は、若年層を中心に急激な増加が指摘されています。
従って、発症の原因がそれぞれ違うわけですから、対応の仕方もそのタイプに分けて変えていく必要があるのです。
この他、心の病には「適用障害」「双極性障害(躁うつ病)」「パーソナリティー障害」「統合失調症」等の区分けがあり、会社としてもしっかり勉強して行く必要があります。
これを怠って、従業員の中から自殺者が出てしまったら・・・・
会社は「安全配慮義務違反」で多額の損害賠償を求められることもあるのです。
お金の話はさておいて・・・・
会社にとって最も大切な財産である「人」を守るために社内体制の整備は急務です。
これ以上、家族や同僚、会社を悲しませないためにまずは出来ることから始めましょう。
私も、地方議員という立場と社会保険労務士という立場から、人の命に係る「メンタルヘルス」をしっかり産業界に説いて参りたいと思います。