阪神は、小幡選手をあげたい。


昨年優勝の阪神は、主力も中堅・若手くらいの年齢が多いため、昨年から落ちる部分は少ない。

とはいえ、中野・木浪の二遊間は昨年が初年度。どちらかにアクシデントや不調が襲った場合のバックアップは、他ポジションに比べて心許なさがある。

小園、根尾世代の遊撃手としてドラフト2位の評価を受けた小幡には、バックアップと言わずスタメン奪取の意気込みで頑張ってもらいたい。


広島は、中村奨成。


甲子園を沸かせた逸材も、今季が7年目と正念場。

外野に転向して、その打力で勝負に出る。

広島は西川が流出したものの田村が穴を埋めるのではとの期待も大きい。

が、日本人右打者に限れば、菊池、末包、堂林くらい。長打のある右打者として頭角をあらわすことができるか、チームにも自身にも大きなポイントになりそうだ。


横浜は、森敬斗。


林、石上と同世代の遊撃手が毎年加わるのは森が台頭しないから。

ドラゴンズから加入した京田もパッとせず、未だに大和に頼ることもしばしばある遊撃は横浜の泣き所。彼が出てくることで、他の選手の刺激にもなりそうだ。


巨人は菅野。


世間ではすっかり落ち目扱いだが、実績は十分。

まだまだ若手の多い先発陣にあって、ローテの後ろの方で10勝以上の貢献ができればチーム順位を大きく押し上げられるだろう。


ヤクルトは山下。


昨年は登板がなく、今年もここまで登板がない。

先発陣が苦しいヤクルト。奥川も早期離脱。小川も欠いてしまった。

情報が少なくて、的外れかもしれないが、彼のポテンシャルはエース級。

一枚加わるかどうかで、状況は変わるだろう。


中日は上林。


ドラゴンズには、ファンが期待したい選手がいっぱいいる。

あえて、1人を選ぶとき、なぜ上林にしたか。

それは、ドラゴンズのレギュラー野手に期待したい要素、可能性と、現状不足している部分にあてはまるから。


ではそれは何か。


まず、期待したい要素と可能性。

これは、基本的には守れること。そして、長打があること。

これのウエイトはポジションによってかわるとが、上林の主戦場外野で言えば、守れることは必須。かつ、他者と比べて抜きん出るためには長打が最大の売りになる。


そして最後の不足している部分というのは、左打者ということだ。