70のうち、65が埋まっているドラゴンズ。


既に支配下の草加、森、上林が手術やコンディション不調を訴えており、今後枠が増える可能性もあるが、現状では残り5枠とした上で、そこを争う選手を考察していきたい。


大きく分けると育成枠と故障者枠と外国人枠。


文字通り育成枠には、先日好投した松木平や、足で魅せた尾田がいる。

ただ、先発陣は高橋、小笠原、柳、梅津、メヒア、涌井、大野、仲地、根尾、松葉と控えており仮に支配下登録しても登板機会は多くなさそう。

限りある支配下枠、二軍での先発起用が続くようであれば、このまま育成ということも考えられる。

尾田も、足はあるものの攻守はまさに育成段階。試合出場だけなら二軍の方が得られるだろうし、足のスペシャリストなら村松、田中、辻本、津田、三好らの中からスタメン落ちした者でもカバーできそうだ。


次に故障者枠。

こちらは、本来支配下登録される評価を得ながら、故障で育成落ちとなっている者だ。本来の力を取り戻せば、支配下は返り咲く可能性は高いだろう。

岩嵜、岡田の実績組故障者は、チーム事情も加味されそう。

現状右の中継ぎパワーピッチャーは、清水、勝野、松山、フェリス、加藤らが候補。ただ、負担の多いポジションだけに休養も考えると、多いにかしたことはない。

回復が順調な岩嵜は、このままいけば支配下復帰が既定路線だろう。

全盛期からは落ちて見える岡田は不足気味の中継ぎ左腕陣が機能するかどうかが判断基準になりそう。

実績があるのは、昨年途中トレード移籍した斎藤くらいで、石森、橋本、福島らは期待はしたいが計算はできない。福、砂田も近年の成績では心許ない。彼らが練習試合やオープン戦で不甲斐ないようだと、岡田にチャンスが回ってくるかもしれない。

実績のない故障者組では、石川翔、福元、板山らなどがいる。

石川は入団当時から高いポテンシャルに期待が集まっていたが、まともに投げられたシーズンはない。いよいよ背水のシーズンだけに、期待枠で終わらない活躍を願う。

福元は情報が上がってこないが、ウエスタンで見せたバットコントロールは楽しみな選手だった。

板山は阪神時代に故障したらしいが、今は回復している模様。同じ左打ちの上林が故障しただけに、先日のアピール弾も含めて支配下を大きく手繰り寄せた印象だ。


育成外国人は、キューバ選手を中心に育成と、関係構築のために契約している側面がある。

戦力不足で苦しんだ一昨年のように、慌てて支配下入りさせるようなことは今年はなさそうだ。


シーズン中、あらゆる事態に備えて枠を残しておきたいだろうから、開幕前に使うのはせいぜい2つくらいだろう。


現状であれば、岩嵜、板山がありそうだ。


引き続きキャンプ、オープン戦情報に注目していきたい。