『名ばかり管理職がいる』という回答は『残業代を支払わなければいけないのに払っていない従業員がいる』というとです。調査では2割ということですが大半は『いる』と言っていいんじゃないの?しかし、名ばかり管理職問題は労働時間管理の問題とも絡み行政の指導、勧告はますます厳しくなります。だから対応はどの企業でも行う必要がありそうですね。
『管理職が名ばかり管理職だったのでこれから残業代を出します。』という対応は2年前に遡って残業代を請求されたら払わないとだめですね。会社側からすると難しいということもあるかもしれません。賃金規程や労働時間管理体制を整備し、細かく対応して行かなければいけないと思います。
管理職の役職手当が実際の残業時間に対する割増賃金以上の金額として払われているのか、賃金規程ちゃんと残業代を含むと明示されているのか…など見直しが必要です!!
今回の調査での回答数は上場企業を中心に232社、名ばかり管理職がいるとの回答が48社(20.7%)。今後の対応については、17社が見直しを予定していたが、27社は「見直しの要否について検討中」とするにとどまったということです。