人はコストなのか? | もっと知りたい労働法!

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東京都町田市を拠点に両立支援、労使トラブル、障害年金などに対応、『悩み』を『戦略』に変える労務管理を提案する特定社会保険労務士櫻井三樹子のブログです。日々の疑問や矛盾と戦います!!たまに日本酒でまったりします。

 ソニーは9日、不振が続くテレビやデジタルカメラなどのエレクトロニクス事業部門について、2010年3月末までに全世界で1万6000人以上の人員削減の実施を柱とするリストラ策を発表しました。

 世界経済の減速や円高の進行で業績が急速に悪化しており、国内外で事業再編が不可欠と判断したよう。今回の景気悪化局面で、人員削減数は国内企業では最大規模。自動車各社に続き、電機大手のソニーが大規模なリストラを打ち出したことで、雇用不安が多くの業種に拡大する懸念が高まってきました。(YOMIURI ONLINE)

 削減は正社員が同部門(約16万人)の5%にあたる8000人。派遣社員も8000人以上の削減を検討していて、この対策により年間約1000億円のコスト削減効果が見込まれるということ…

 正社員も8000人のリストラとは国内最大級ですね。人を切って会社を守る…最後の最後、努力を尽くしたけれどどうしようもない場合の切り札的措置です。こんなに切ってコスト削減と言われるとここの社員じゃなくても『それはないだろ~』と思ってしまいます。『人』は『コスト』なのでしょうか会社のこういった『人』に対する態度を残された社員も必ず忘れないでしょう。『景気が良くなったら覚えていろ!』という思いの社員がいるはずです。

 大手企業のリストラはますます広がっていますが、すでに派遣で切られた方々期間工の方々が不当解雇を訴える動きもみられます。ここまできたらリストラより給与カットのほうがまだ納得できるのではないでしょうか?

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