世界不況の大波に、自動車をはじめ国内の製造業がほんろうされている。相次ぐ大幅減産、派遣社員の雇い止め、正社員の賃金カット――。国内有数の工業地域「水島コンビナート」(岡山県倉敷市)でも生産ラインが断続的に止まり、高炉の一部で火が消え、一帯があえいでいる。
瀬戸内海に張り出した埋め立て地の付け根に、三菱自動車水島製作所の敷地(125万平方メートル)が広がる。正社員4800人。同社の国内生産の7割を占める拠点工場だ。
昨秋までは昼夜2交代制のフル稼働だったが、2月は乗用車部門で7日間、軽自動車部門では17日間しか生産ラインが動かない。リコール隠し問題のあおりを受けた04年でさえ、軽自動車部門で2日間止めただけだった。社員は日割り賃金の15%がカットされ、残業代や諸手当も減る。
昨年暮れ、各課長に1通のメールが届いた。社員がアルバイトする際の申請書の様式だった。就業規則で副業は原則禁止だが、「アルバイトで減給を補いたい」という訴えが相次ぎ、同製作所では例外を認めることにした。
(asahi.com)
製造業の相次ぐ大幅減算…これに伴い休業、賃金カットが余儀なくされていますね。三菱自動車に限らず、すでに東芝や富士通の半導体子会社も副業を許可しています。
そもそも、副業っていけないの?
「副業の禁止」「兼業の禁止」って当たり前のように思われていますが、法律で禁止されているのは公務員だけで、民間企業には特に兼業を禁止する法律はありません。ただ、企業の就業規則や労働契約に禁止する旨の定めをしているケースは多くありますね。でも、「会社には従業員の私的な時間に支配や管理をする権利はない」とか「従業員が兼業することで会社に企業秩序を乱したり、労務提供に問題のない程度のものならば、兼業に含まない」という内容の判例があります。だから、就業規則に「兼業の禁止」と定められているからと言ってすべてのアルバイトが兼業と認められるとは限らないのです。レンタルビデオ店等でのアルバイトは会社の仕事に支障をきたさなければ、「副業OK!!」なのです。
休業やワークシェアリングにより、賃金カットはますます広がるでしょう。私は賃金カットをして雇用を守ることには大賛成です。安易に首を切る前に、まず賃金カットをして、雇用を守りましょう!休業するなら「雇用調整助成金」をもらいましょう!そして、「副業OK!!」をきちんと説明しましょう。
人気ブログランキングへ
時事ニュースランキングへ