年金改ざんホットライン!! | もっと知りたい労働法!

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東京都町田市を拠点に両立支援、労使トラブル、障害年金などに対応、『悩み』を『戦略』に変える労務管理を提案する特定社会保険労務士櫻井三樹子のブログです。日々の疑問や矛盾と戦います!!たまに日本酒でまったりします。

厚生年金記録の改ざん問題の全容解明に取り組む舛添厚生労働相直属の調査委員会(委員長・野村修也中央大法科大学院教授)は14日、社会保険庁職員や事業主らから広く情報提供を受けるホットラインを開設したと発表しました!!今後1か月をめどに何らかの調査結果を公表する考えだそうです。(YOMIURI ONLINE

自分の厚生年金記録に改ざんがありそうかどうか…という問い合わせ、相談ではなく、調査委員会への通報ということです。『厚生年金の標準報酬問題について、お持ちの情報があったら寄せてください』ということですね!

携帯電話(080-2073-3498、3499)
ファクス(03-3595-2178)
電子メール(nenkinkiroku@mhmjapan.com)

この他厚生労働省のホームページから舛添厚労相へ直接メールもできます!!

社会保険事務所内、社会保険庁内で起こっている数々の不祥事…所内、庁内でこのような改ざん問題や保険料横領、その他コンプライアンスに反する出来事を見ている人や知っている人はもちろんいるのでしょう。役人は『悪いこと』という認識が『みんなやっている…』という感覚へマヒしてしまうのか…と思ってしまうような事件が多いですね

民間の企業でも社内での不祥事…やはりありますね。些細なことから重大なことまで…『私だけが知っている』こともあれば『みんなやっているけどそれっていいの?』ということも…。大企業を中心に内部通報制度を導入しているところは多いです!不祥事を起こさないための予防的な活動ですね。通報があれば通報者がだれかわからないように社内で調査をして不正を防止するというものです。内部告発防止の制度とも言われていますが、なにより不正が大きくなる前に社内で解決しようというのですから悪い制度ではありません。

民間企業は内部の不正を正すことを危機管理と考えていかないと倒産という危機もあります!!しかし、お役所は解体があっても倒産はしませんし、ちょっとくらい悪いことをした人でも新たな職場を与えられる…

この年金改ざんホットライン、本当に欲しい情報は内部の人間による明らかな証拠だと思います。なかなか出てこないでしょうね…年金記録が改ざんされている疑いが高い事例をたくさん集めて調査していくということになるのでしょうか…

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