上村容疑者(グッドウィル事業戦略課長)は労働者が別の会社に二重派遣されることを知りながら東和リースに派遣し、江川容疑者(東和リース元常務)は06年~07年グッドウィルの派遣労働者延べ27人を港湾運送会社2社に送り込み倉庫や貨物船で荷役作業に従事させた疑い。問題の二重派遣は07年2月、グッドウィル藤沢支店の男性が、二重派遣先で足を骨折する事故に遭ったことから発覚。今年1月東京労働局が東和リースなどを職安法違反容疑で告発し、同庁は同31日、グッドウィル本社などを捜索していた。
☆二重派遣は労働者供給事業(人貸し)の禁止により職業安定法違反となり、また港湾運送業務は派遣法で禁止される業務にあたる。グッドウィルはこの業務に就いた労働者には危険手当として500円の特別手当を支給していたという。『危険な禁止業務』であり『二重派遣』されていることを認識していたことが明らかだ!!
しかし、日雇い派遣大手グッドウィルに限らない手法だろう。日雇い派遣で生活している非正規雇用者はいくつもの違法行為のスパイラルにはまって脱出できずにいる。好んで日雇い派遣をしているわけではないのだ。
☆先日衆議院予算委員会で日本共産党の志位さんは『労働者派遣法を"労働者保護法"へと抜本的に改正すべきだ』と訴えた。ワーキングプアの若者たちから支持されているようだ!!本来正社員がやるべき仕事を日雇い派遣がするようになり無責任になって労働者の安全が守られなくなったと言っている。その通りだ。グッドウィルに限らずたくさんの日雇い派遣を扱う会社で行われている危険な業務をなくすためには派遣法の速やかな改正が必要だと思う!!