29日から、特別養護老人ホームなど24都府県の53施設に分かれて働き始める。
同国の看護師104人も来月中旬から47病院で働く予定で、医療・介護分野では初となる外国人労働者の本格参入が始まる。(YOMIURI ONLINE)
医療と介護の分野で初の試みです。経済連携協定(EPA)に基づく受け入れで、日本にもインドネシアにも良い影響を与えてほしいものですね。
看護師も介護士も、まずは日本語と生活文化など約860時間の研修を受けます。その後、それぞれの職場で働きながら、看護師は来日3年、介護士は4年以内に日本の国家資格を取得しなければ帰国しないといけないという、厳しい条件が付いています。
介護士の場合は国家資格に介護福祉士ということですね。この資格は、大学や専門学校を卒業して取得する方法と、3年以上介護等の業務に従事した者が介護福祉士国家試験に合格して取得する方法の2つがあります。今回の、インドネシア人介護士の方々は後者ということになるのでしょうか?試験の合格率は45%前後のようです。もし、3年の実務経験終了後に試験を受けるという流れであれば、試験は1発勝負ということですね。帰国を賭けての試験となれば、日本人受験生より、意識が高いかもしれません。
フィリピンからも、経済連携協定により、今春から2年間で計1000人を受け入れることが決まっています。第1陣は4月末に来日予定だそうです。介護と医療の人手不足の解消に向けて外国人労働者が、本格的に日本の労働力となり活用され始めたということですね。