SRフォーラム2012 クロージング報告
こんにちは、社会的責任向上のためのNPO/NGOネットワーク事務局です。
引き続き、5/17・18に開催いたしました「5/17-18 SRフォーラム2012―社会的責任(SR)から社会的信頼(SR)へ」のレポートを掲載していきます。
続いて、SRフォーラム2012 クロージング報告
についてです。
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全体会は「ネットワーキングカフェ」と称して、テーブルを6つ程度のイスで囲み、ワークショップ形式のレイアウトにし、ソフトドリンクとお菓子で和やかな雰囲気もできたところでスタートしました。
最初に各分科会からの報告が企画担当者から発表され、全体概要について参加者全員で共有することができました。全体共有のあと、テーマごとのディスカッションをするため企画担当者からテーマについて提案し、参加者が話し合いたいテーマに移動してディスカッションを行いました。テーマについては、今回のSRフォーラムの中で出てきたキーワードについてさらに深く掘り下げたものが多く、それぞれのテーマごとに意見交換し、最後に話し合われた中で出てきたキーワードについて発表していただきました。テーマ、キーワード、コメントは以下のとおりでした。
Aグループ テーマ:「ISOを広めるのアイデアについて話そう」
キーワード:SA8000が取組やすい/メリットがないと広がらない/NPOセンターとして企業に提案/メディアの協力/学校でSR教育を
Bグループ テーマ:「企業のISOを進めるために」
キーワード:黒船(外圧)、トップには弱い/物語が生まれる環境を/子どもが分かるように語る/絵本にする/
Cグループ テーマ:「NPOでISOを広めるにはどうしたらよいか」
キーワード:小さいからこそできることから始める/具体的な事例で理解を促す/ピンポイントのテーマから広げよう/
Dグループ テーマ:「地域円卓会議をつくろう」
キーワード:ステークホルダーの集め方/異なる立場で話をするのが肝心/イニシアティブを取る人、呼びかけ人がカギ/
Eグループ テーマ:「共生について」
キーワード:SR円卓会議/被災地 沖縄/中央での取組の難しさを活かせるように/
Fグループ テーマ:「マルチステークホルダープロセス(MSP)について」
キーワード:誰が来るか、がカギ/人によって温度差がある/関わった人について知ろうとする学び/信頼関係をいかに作るか/地域のニーズを掘り起こす/
Gグループ テーマ:「協働/人材について語ろう」
キーワード:知っている”人脈”づくりを/場作りだけではない協働のコーディネート/協働とは何かをみんなで知ること/
多くの方にご登壇いただき、たくさんの情報が発信され、SRに関する議論とその周辺で起きていることについてさまざまな立場の人たちが語り、意見を交すことができた2日間でした。SRを広めるために、まだ伝えきれないことや工夫をしないと伝わらないこともあると思いますが、参加した方には共感いただけたことが必ずあったのではないかと思います。これからも共感し、一緒にSRを広める人が増えることを期待しています。
引き続き、5/17・18に開催いたしました「5/17-18 SRフォーラム2012―社会的責任(SR)から社会的信頼(SR)へ」のレポートを掲載していきます。
続いて、SRフォーラム2012 クロージング報告
についてです。
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全体会は「ネットワーキングカフェ」と称して、テーブルを6つ程度のイスで囲み、ワークショップ形式のレイアウトにし、ソフトドリンクとお菓子で和やかな雰囲気もできたところでスタートしました。
最初に各分科会からの報告が企画担当者から発表され、全体概要について参加者全員で共有することができました。全体共有のあと、テーマごとのディスカッションをするため企画担当者からテーマについて提案し、参加者が話し合いたいテーマに移動してディスカッションを行いました。テーマについては、今回のSRフォーラムの中で出てきたキーワードについてさらに深く掘り下げたものが多く、それぞれのテーマごとに意見交換し、最後に話し合われた中で出てきたキーワードについて発表していただきました。テーマ、キーワード、コメントは以下のとおりでした。
Aグループ テーマ:「ISOを広めるのアイデアについて話そう」
キーワード:SA8000が取組やすい/メリットがないと広がらない/NPOセンターとして企業に提案/メディアの協力/学校でSR教育を
Bグループ テーマ:「企業のISOを進めるために」
キーワード:黒船(外圧)、トップには弱い/物語が生まれる環境を/子どもが分かるように語る/絵本にする/
Cグループ テーマ:「NPOでISOを広めるにはどうしたらよいか」
キーワード:小さいからこそできることから始める/具体的な事例で理解を促す/ピンポイントのテーマから広げよう/
Dグループ テーマ:「地域円卓会議をつくろう」
キーワード:ステークホルダーの集め方/異なる立場で話をするのが肝心/イニシアティブを取る人、呼びかけ人がカギ/
Eグループ テーマ:「共生について」
キーワード:SR円卓会議/被災地 沖縄/中央での取組の難しさを活かせるように/
Fグループ テーマ:「マルチステークホルダープロセス(MSP)について」
キーワード:誰が来るか、がカギ/人によって温度差がある/関わった人について知ろうとする学び/信頼関係をいかに作るか/地域のニーズを掘り起こす/
Gグループ テーマ:「協働/人材について語ろう」
キーワード:知っている”人脈”づくりを/場作りだけではない協働のコーディネート/協働とは何かをみんなで知ること/
多くの方にご登壇いただき、たくさんの情報が発信され、SRに関する議論とその周辺で起きていることについてさまざまな立場の人たちが語り、意見を交すことができた2日間でした。SRを広めるために、まだ伝えきれないことや工夫をしないと伝わらないこともあると思いますが、参加した方には共感いただけたことが必ずあったのではないかと思います。これからも共感し、一緒にSRを広める人が増えることを期待しています。
SRフォーラム2012 分科会3A 多様性豊かな、誰もが排除されない社会のために私達ができること
こんにちは、社会的責任向上のためのNPO/NGOネットワーク事務局です。
引き続き、5/17・18に開催いたしました「5/17-18 SRフォーラム2012―社会的責任(SR)から社会的信頼(SR)へ」のレポートを掲載していきます。
続いて、分科会3A 多様性豊かな、誰もが排除されない社会のために私たちができる具体的なこと~調査・比較・課題解決に向けたアクション 「ともに生きる社会の形成ワーキンググループ報告」分科会
についてです。
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発表者:
加来栄一(日本労働組合総連合企画局長 コーディネーター)
吉田拓野(内閣府政策統括官付参事官付参事官補佐)
矢野洋子(東京消費者団体連絡センター事務局長)
横田能洋(NPO法人茨城NPOセンター・コモンズ事務局長)
「ともに生きる社会の形成ワーキンググループ」とは、『社会手責任に関する円卓会議』で採択された「わたしたちの社会的責任宣言」の実践を目的として、他の3つのワーキンググループと同じく2010年5月に設置されました。「命の尊重、多様性への配慮ある社会づくり」をテーマに、マルチステークホルダーで構成されるワーキンググループ(以下、WGと表記します)です。
東日本大震災が発生した2011年3月、「ともに生きる社会の形成」のための行動計画を策定し、その後は有志のメンバーで、「暮らしやすさの指標づくり」と茨城県での地域円卓会議という2つの実験的試みを進めています。分科会3Aでは、NPO、連合、政府、消費者団体の有志メンバーにより、取り組みの報告をおこないました。
最初に、WGの座長を務めていただいていた加来さんより、これまでの活動について振り返りがありました。
「日本社会で普通に生活することにハンディのある人もいる。障がいがあったり、高齢だったり、外国人、シングルマザー、子ども達、ひとり一人が『ここで暮らしていてよかった』と思える社会の状態とはどんな社会かを探している」「そのためには、マルチステークホルダーで考えることが有効。自分達のいる地域で、どのように地域版のマルチステークホルダー・プロセスをどう作っていくかも課題」とWGの活動主旨が語られました。
吉田さんからは、現在、作成途中の「暮らしやすさの指標」について報告。ブータン王国の幸福度の高さなど、類似の指標が度々話題になりますが、それらの指標との違いとして、WGでは「多様な人々とともに生きる」、「社会的に排除のない社会」を目標としているところと、「多様な働き方」があり、本人の意志で選択することができる、新しいチャレンジも可能な積極的な社会をイメージしているところの2点を語っていただきました。
「指標」の使い方については、フロアからも活発なご発言をいただき、「指標が独り歩きしては怖い」等のご意見も、指標づくりを進めていくにあたってとても有益な対話でした。
社会課題の調査は、課題の「見える化」にとどまらず、解決策の模索、アクション、取り組んだ成果の振り返りにつなげなければなりません。
消費者団体として、消費者窓口の地域格差の調査や、消費生活センターの人口カバー率を調査してきたご経験から、矢野さんからは調査事例とそのPDCAサイクルをご紹介いただきました。単に結果の比較は目的ではなく、地域による違いがわかることが自分達の地域に関心を持つきっかけになり、自分達の地域をもっと知ろうということになるのが大事。調査をつうじて、生活者、消費者が自分達の「社会の改善」に積極的に参加することを促進しているというお話がありました。
NNネットの会員団体でもある(特活)茨城NPOセンター・コモンズの横田さんからは、茨城県内での震災被害支援にあたって、これまでの地域円卓会議のつながりが活かせた、マルチステークホルダーで動いたことが効率的だったという事例をお話いただきました。また、横田さんは、2、3年前から地域のブラジル人の方を支援されていますが、外国人と福島からの自主避難の抱える問題がとても似ているという気づきから、地域のデータがあると問題をキャッチしやすく、解決策も共有できるかもしれない可能性と、そのためには、指標をつくること自体を目的にしないで、地域の変化が見える指標を見つけることが大事なのではないかとのご指摘をいただきました。
最後に、再び加来さんより、マルチステークホルダー・プロセスへの期待と可能性について述べていただき、これからもみんなで力を合わせたい、ぜひご協力をと、SRフォーラムにふさわしい呼びかけで分科会を閉めていただきました。
引き続き、5/17・18に開催いたしました「5/17-18 SRフォーラム2012―社会的責任(SR)から社会的信頼(SR)へ」のレポートを掲載していきます。
続いて、分科会3A 多様性豊かな、誰もが排除されない社会のために私たちができる具体的なこと~調査・比較・課題解決に向けたアクション 「ともに生きる社会の形成ワーキンググループ報告」分科会
についてです。
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発表者:
加来栄一(日本労働組合総連合企画局長 コーディネーター)
吉田拓野(内閣府政策統括官付参事官付参事官補佐)
矢野洋子(東京消費者団体連絡センター事務局長)
横田能洋(NPO法人茨城NPOセンター・コモンズ事務局長)
「ともに生きる社会の形成ワーキンググループ」とは、『社会手責任に関する円卓会議』で採択された「わたしたちの社会的責任宣言」の実践を目的として、他の3つのワーキンググループと同じく2010年5月に設置されました。「命の尊重、多様性への配慮ある社会づくり」をテーマに、マルチステークホルダーで構成されるワーキンググループ(以下、WGと表記します)です。
東日本大震災が発生した2011年3月、「ともに生きる社会の形成」のための行動計画を策定し、その後は有志のメンバーで、「暮らしやすさの指標づくり」と茨城県での地域円卓会議という2つの実験的試みを進めています。分科会3Aでは、NPO、連合、政府、消費者団体の有志メンバーにより、取り組みの報告をおこないました。
最初に、WGの座長を務めていただいていた加来さんより、これまでの活動について振り返りがありました。
「日本社会で普通に生活することにハンディのある人もいる。障がいがあったり、高齢だったり、外国人、シングルマザー、子ども達、ひとり一人が『ここで暮らしていてよかった』と思える社会の状態とはどんな社会かを探している」「そのためには、マルチステークホルダーで考えることが有効。自分達のいる地域で、どのように地域版のマルチステークホルダー・プロセスをどう作っていくかも課題」とWGの活動主旨が語られました。
吉田さんからは、現在、作成途中の「暮らしやすさの指標」について報告。ブータン王国の幸福度の高さなど、類似の指標が度々話題になりますが、それらの指標との違いとして、WGでは「多様な人々とともに生きる」、「社会的に排除のない社会」を目標としているところと、「多様な働き方」があり、本人の意志で選択することができる、新しいチャレンジも可能な積極的な社会をイメージしているところの2点を語っていただきました。
「指標」の使い方については、フロアからも活発なご発言をいただき、「指標が独り歩きしては怖い」等のご意見も、指標づくりを進めていくにあたってとても有益な対話でした。
社会課題の調査は、課題の「見える化」にとどまらず、解決策の模索、アクション、取り組んだ成果の振り返りにつなげなければなりません。
消費者団体として、消費者窓口の地域格差の調査や、消費生活センターの人口カバー率を調査してきたご経験から、矢野さんからは調査事例とそのPDCAサイクルをご紹介いただきました。単に結果の比較は目的ではなく、地域による違いがわかることが自分達の地域に関心を持つきっかけになり、自分達の地域をもっと知ろうということになるのが大事。調査をつうじて、生活者、消費者が自分達の「社会の改善」に積極的に参加することを促進しているというお話がありました。
NNネットの会員団体でもある(特活)茨城NPOセンター・コモンズの横田さんからは、茨城県内での震災被害支援にあたって、これまでの地域円卓会議のつながりが活かせた、マルチステークホルダーで動いたことが効率的だったという事例をお話いただきました。また、横田さんは、2、3年前から地域のブラジル人の方を支援されていますが、外国人と福島からの自主避難の抱える問題がとても似ているという気づきから、地域のデータがあると問題をキャッチしやすく、解決策も共有できるかもしれない可能性と、そのためには、指標をつくること自体を目的にしないで、地域の変化が見える指標を見つけることが大事なのではないかとのご指摘をいただきました。
最後に、再び加来さんより、マルチステークホルダー・プロセスへの期待と可能性について述べていただき、これからもみんなで力を合わせたい、ぜひご協力をと、SRフォーラムにふさわしい呼びかけで分科会を閉めていただきました。
SRフォーラム2012 分科会2-C 社会に信頼されるNPO/NGOを目指して
こんにちは、社会的責任向上のためのNPO/NGOネットワーク事務局です。
5/17・18に開催いたしました「5/17-18 SRフォーラム2012―社会的責任(SR)から社会的信頼(SR)へ」のレポートより、分科会2-C 社会に信頼されるNPO/NGOを目指して~NPO/NGOのSR取組み事例紹介 についてのレポート報告です。
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講 師:石原達也(岡山NPOセンター)
報告者:中村奈津子(参画プラネット)
:松尾沢子(国際協力NGOセンター)
進 行:小堀悠(NPOサポートセンター)
分科会2-Cでは「社会に信頼されるNPO/NGOを目指して~NPO/NGOのSR取組み事例紹介」と題した分科会が行われました。ISO26000について理解を深めてもらい、自団体での取組み方をイメージしてもらうことを目的として、ISO26000についてのミニ講義やグループワーク、NPO/NGOのSRへの取組み事例の紹介を行いました。
最初に、岡山でCSR調査やNPO経営実態調査、中小企業向けの社会事業支援(講座、個別支援)、おかやまシェア・ウェブの構築・運営、NPO事務局検定、「ISO26000を自団体に当てはめる勉強会」等を行っている岡山NPOセンターの石原達也さんに、20分で早わかり「ミニ講義 ISO26000」を行っていただきました。
1.マルチステークホルダープロセスで作られました!
2.企業だけではなく、NPOや全ての組織に!
3 ガイドライン規格で「認定」はなし!
4.中核課題は7つ!
5.どう実施するのか?…アジア諸国や中小企業でも取り組まれている?
以上5つのテーマで、ISO26000についてポイントを押さえた解説をしていただきました。
その後、「ISO26000を自団体に当てはめる勉強会」のワークシートを使い、グループに分かれて、中核主題のうち2つのテーマを選び、「団体ですでに実施していること」「今後すべきこと」について参加者がそれぞれ考えました。「普段考えないことなので難しい」という声もありましたが、「様々な参加者と一緒にすることで新たな視点をもらえた」「もっと考えたい」等の感想もあがりました。
続いて、SRの取組み事例を参画プラネットの中村奈津子さんと国際協力NGOセンター(JANIC)の松尾沢子さんにご紹介いただきました。
まず中村さんからは、名古屋で開催している勉強会について現状や課題についてお話いただきました。2011年4月から参加者4名で始まった勉強会は、今では10名程度の参加者があり、参加者もNPOやNGOスタッフに限らず、企業、自営業、教員、市議会議員などが様々な組織の方が集まって開催されています。勉強会は、参加者の多様性を確保し、勉強会らしくない雰囲気づくり、対話を重視した進行が特徴であり、工夫された点となっています。今後については活動および成果の外部への発信と、この動きを他の地域へも広げていく仕掛けづくり、また会の方向性についての検討が課題とのことでした。
次に、松尾さんからは、 国際協力NGOセンター(JANIC)が2008年より実施している自己診断システム「アカウンタビリティ・セルフチェック2008(以下:ASC2008)」の取組みの経緯やその仕組み、実績や実施団体の声、課題についてお話いただきました。
ASC2008では、NGOの代表(経営者層)、事務局責任者、スタッフの3者・層から各1名、最低3名以上が参加し、立会人2名(JANIC正会員団体関係者とJANIC事務局)のもと、NGOが日本社会で信頼を得て活躍する上でも重要な要素である「組織運営」「事業実施」「会計」「情報公開」の4分野41項目の指針が求める状態が団体にあるか否かを二者択一で判断します。今後は、小さな団体、兼業NGO、海外に行っているスタッフがいる等の中で、時代にあわせたやり方を検討しているところで、現在は改定版を予定しているそうです。
SRの取組みには、正解があるわけではありませんが参加者の方々が、自団体内での共有や取組みの検討などに活用していただきたいと思います。
5/17・18に開催いたしました「5/17-18 SRフォーラム2012―社会的責任(SR)から社会的信頼(SR)へ」のレポートより、分科会2-C 社会に信頼されるNPO/NGOを目指して~NPO/NGOのSR取組み事例紹介 についてのレポート報告です。
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講 師:石原達也(岡山NPOセンター)
報告者:中村奈津子(参画プラネット)
:松尾沢子(国際協力NGOセンター)
進 行:小堀悠(NPOサポートセンター)
分科会2-Cでは「社会に信頼されるNPO/NGOを目指して~NPO/NGOのSR取組み事例紹介」と題した分科会が行われました。ISO26000について理解を深めてもらい、自団体での取組み方をイメージしてもらうことを目的として、ISO26000についてのミニ講義やグループワーク、NPO/NGOのSRへの取組み事例の紹介を行いました。
最初に、岡山でCSR調査やNPO経営実態調査、中小企業向けの社会事業支援(講座、個別支援)、おかやまシェア・ウェブの構築・運営、NPO事務局検定、「ISO26000を自団体に当てはめる勉強会」等を行っている岡山NPOセンターの石原達也さんに、20分で早わかり「ミニ講義 ISO26000」を行っていただきました。
1.マルチステークホルダープロセスで作られました!
2.企業だけではなく、NPOや全ての組織に!
3 ガイドライン規格で「認定」はなし!
4.中核課題は7つ!
5.どう実施するのか?…アジア諸国や中小企業でも取り組まれている?
以上5つのテーマで、ISO26000についてポイントを押さえた解説をしていただきました。
その後、「ISO26000を自団体に当てはめる勉強会」のワークシートを使い、グループに分かれて、中核主題のうち2つのテーマを選び、「団体ですでに実施していること」「今後すべきこと」について参加者がそれぞれ考えました。「普段考えないことなので難しい」という声もありましたが、「様々な参加者と一緒にすることで新たな視点をもらえた」「もっと考えたい」等の感想もあがりました。
続いて、SRの取組み事例を参画プラネットの中村奈津子さんと国際協力NGOセンター(JANIC)の松尾沢子さんにご紹介いただきました。
まず中村さんからは、名古屋で開催している勉強会について現状や課題についてお話いただきました。2011年4月から参加者4名で始まった勉強会は、今では10名程度の参加者があり、参加者もNPOやNGOスタッフに限らず、企業、自営業、教員、市議会議員などが様々な組織の方が集まって開催されています。勉強会は、参加者の多様性を確保し、勉強会らしくない雰囲気づくり、対話を重視した進行が特徴であり、工夫された点となっています。今後については活動および成果の外部への発信と、この動きを他の地域へも広げていく仕掛けづくり、また会の方向性についての検討が課題とのことでした。
次に、松尾さんからは、 国際協力NGOセンター(JANIC)が2008年より実施している自己診断システム「アカウンタビリティ・セルフチェック2008(以下:ASC2008)」の取組みの経緯やその仕組み、実績や実施団体の声、課題についてお話いただきました。
ASC2008では、NGOの代表(経営者層)、事務局責任者、スタッフの3者・層から各1名、最低3名以上が参加し、立会人2名(JANIC正会員団体関係者とJANIC事務局)のもと、NGOが日本社会で信頼を得て活躍する上でも重要な要素である「組織運営」「事業実施」「会計」「情報公開」の4分野41項目の指針が求める状態が団体にあるか否かを二者択一で判断します。今後は、小さな団体、兼業NGO、海外に行っているスタッフがいる等の中で、時代にあわせたやり方を検討しているところで、現在は改定版を予定しているそうです。
SRの取組みには、正解があるわけではありませんが参加者の方々が、自団体内での共有や取組みの検討などに活用していただきたいと思います。