藤村修官房長官は12日午前の記者会見で、
厚生労働省が厚生年金の支給開始年齢を将来的に68~70歳に引き上げる案の
検討に入ったことについて
「必ずしも年内に全ての結論が出てくる話ではない」と述べ、
年内の改革案取りまとめが難航する可能性を指摘した。
来年の通常国会への関連法案提出に関しては「そう拙速な話ではない」と述べ、
慎重に検討する考えを示した。
という記事がありました。
皆さんもおおよその予想通り、現在65歳から支給開始となる、
「国民年金、厚生年金等が将来的には70歳程度になる」
という話です。
要するに超高齢社会に推移しつつある現在、
世代間の相互扶助(現役世代が拠出した保険料で高年齢者が給付を受ける)
が崩れていき収支のバランスが合わなくなってきており、
・現役世代の保険料を大幅に上げて、65歳支給開始を維持するか、
・現役世代の保険料は微増にして、70歳支給開始に変更するか、
の選択肢しかない状態です。
老齢年金に関しては、こういった問題がありマスコミでも
よくよく取りざたされています。
ここでいつも思うことがあります。
それは今の仕事にかかる話でもありますが、、、。
例えば60歳に一旦定年退職し、その会社が再雇用の基準を定めており、
それを満たさない場合、再雇用がされない、つまり求職者ということで、
再就職活動を行うことになります。
私は人材派遣の営業の仕事もしているので実感としては、
現在ですら、求人の募集をかけたら大体20~40歳くらいの人が活躍する
職場でも、60~65歳の方からの応募があります。
募集広告には年齢の表記ができないためそうなってしまうのですが、
応募、面接の際に年齢が書けたら、この方ももっと他社に応募する
時間ができたのに、、、と。
人材派遣の営業としての側面を持つ私として歯がゆい感じです。
私の仕事は
・募集広告の出稿
・応募受付
・面接対応
・契約関連書類の処理
・採用者の派遣先入職フォロー
とまあ、この一連を行っているわけですが、
ベテラン職人(60才超)の面接を行ったとき、自分ではがんばります!できます!
と言った方でも数日で辞めるということが頻発します。
残念ながら採用の最前線で身に感じている現実です。
老齢年金に関しては、現時点では65歳ですので、この景気が悪いときに
年齢が60才~の再就職ははっきり言ってキツイのが現実でしょう。
老齢年金に関しては、また違うときにお話しするとしまして、、、。
大切な知識をお知らせいたします。
(つづく)