厚生労働省は平成27年度、生涯現役社会の実現を目的に「シニア活躍応援プラン」(仮称)を実施する方針である。65歳を過ぎても働ける企業の普及を狙いとした助成金の拡充、生涯現役システムの整備に向けた雇用制度マニュアルの作成などを進めるとした。
超高齢化社会が進行するなかにあって、65歳を過ぎても「元気なシニア層」の活用が重要な課題となっている。このため65歳を過ぎて働くことができる企業の拡大、年齢にかかわりない再就職支援の展開、地域における就労・社会参加促進のための環境整備――の3つを柱に対策を強化する。(労働新聞H27.3.2)
女性の社会進出、外国人労働力、そして高年齢者の活用と、今までの「働く人」の像が多様化してきております。その一角である高年齢者の活用の話です。
読んでて「たしかに!」と思ったのが、雇用保険制度って年配の人が働くこと、また失業することを対象としていないんですよね。高年齢者の活用を進めるのなら改善の余地はありそうです。次に、根本的な話ですが、働くことは嫌なこと、という理解のもとで考えれば「俺たちは死ぬまで働かされるのか」と感じるかもしれません。休みなく働くハードワーカーは「休みが欲しい!」と思うでしょうが、実際、誰からも必要とされずただ日々過ごすことは社会的生物である人間にとって、これまた酷なことです。
年金受給者であれば一定の収入は確保できているわけですから、収入にこだわらず仕事の意義を理解してがんばってくれるような気がします。業務の社会的意義や、働く高年齢者の存在を尊重することで、モチベーションも大きく変わると思います。なにより人生経験があるわけですから、国としても会社としても大きな財産といえるでしょう。