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すでに来年度の本試験に向けて、学習を開始された方も多いのではないでしょうか?

社労士試験では10科目を学習しますが、出題傾向や出題の範囲については科目ごとに特徴があります。

そのため、効率よく学習を進めるには、先ずはそれぞれの科目の特徴を押さえておくことが欠かせません。

そこで今後、不定期で各科目の学習上のアドバイスをご紹介します(なお、本アドバイスは、メルマガでご紹介しているものと同じである点をご了承ください。)。

第1回目は、「労働基準法」です。

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1.法律の特徴

労働基準法は、戦後の昭和22年に施行されました。

本法は、労働条件に関する最低基準を定めることにより、一般的に使用者に比べて立場の弱い労働者を守ることを、主な目的としています。

また、最低基準を下回る労働条件を無効とし、無効となった部分は本法で定める労働条件とするという非常に強い効力を有しています(つまり、単なるガイドラインなどではない。)。

!以上の考え方は、本法を学習する上でも、本試験で判断に迷った場合にも応用できるため、しっかりと押さえておくこと。


2.出題の特徴

1)出題根拠の特徴

近年の労働基準法は、以下の題材からの出題が増えつつあります。

・判例
・行政解釈(通達など)
・コンメンタール(※)

特に選択式では、平成21年度以降は、ほぼ判例、通達からのみ出題されています。

※コンメンタールとは、各規定について学説等も交え、その解釈等を示した専門書である。事前に出題箇所を予測することは難しいため、出題があった際は、基本事項や規定の趣旨などから推測すること。

2)テーマの特徴

判例も含めて、今日的なテーマ実務的なテーマからの出題が目立ちます。一方で、前近代的なテーマである帰郷旅費、強制貯金の禁止、年少者、技能者からは、ほとんど出題がありません。

また、テーマを問わず、近年の労働基準法は、いわゆる解釈論を題材とした出題も多く、各規定の考え方や趣旨を問うものもあります。


3.学習のポイント

1)学習全般について

労働基準法を学習する際は、各規定を正確に押さえることはもちろん、それらの趣旨や背景を考えながら学習しましょう。近年は、コンメンタールを題材とした、各規定の趣旨を問うような出題が増えつつあります。

2)判例・行政解釈について

過去に出題された判例行政解釈については、その表現結論をしっかりと押さえましょう。特に、選択式では、判例からの出題が定番化しつつあるため、過去に出題された判例の特徴的な用語は、意識的に覚えるようにしましょう。

3)過去問学習について

労働基準法に限らず、過去問は少なくとも過去5~6年分程度を解くようにしましょう。特に、平成24年以降は、具体例により理解を問うような出題が増えるなど、試験問題のトレンドが変化しています。労働基準法も、徐々にこのトレンドを踏まえたものに変化しつつあり、平成27年の本試験問題では、実務的な具体例による出題が増えました。

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~本日の論トレ(論点トレーニング)~

以下の設問について、「誤っている箇所」を指摘してみましょう!

<平成23年度 第7問A(基13号)>

満18歳に満たない年少者については、労働基準法第32条の2のいわゆる1か月単位の変形労働時間制を適用することはできないが、同法第32条の3のいわゆるフレックスタイム制を適用することはできる。

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誤り箇所の指摘だけではなく、正しい「解説」を加えてくださいね!

では、誤っている箇所を赤字・下線で示します。

満18歳に満たない年少者については、労働基準法第32条の2のいわゆる1か月単位の変形労働時間制を適用することはできないが、同法第32条の3のいわゆるフレックスタイム制を適用することはできる

原則として、年少者には、フレックスタイム制を含むすべての弾力的労働時間制度を適用することができません。

なお、児童を除き、以下2つの制度は、「1週48時間」「1日8時間」を超えない範囲内であれば、適用することができます。

a)1ヵ月単位の変形労働時間制
b)1年単位の変形労働時間制


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