社労士試験に登場する各法令の届書は、法令ごとに提出期限が異なりますよね？
また、科目によっては、意外と出題されたりします。
この「覚え方」で苦労されている方も多いのではないでしょうか？
もちろん、提出期限のすべてを完璧に暗記することができれば、
それが最も望ましいのですが、なかなか現実的には難しいですよね？
また、何もかもすべて丸暗記することが、学習戦略上、正しいとも思えません。
たとえば、択一式については、すべての届出の提出期限をしらなくても、
正誤判断できる選択肢は数多くあります。
ポイントは、「スタンダードな提出期限を押さえる」ということです。
たとえば、健康保険法における事業主の届出等は、「５日以内」が最も多く、
このグループを押さえるだけでも、
レベルＡ：「５日以内の届出」について、正確に正誤判断を求める出題
レベルＢ：「５日以内」であるか否かについて、正誤判断を求める出題
レベルＣ：「５日以内でない届出」について、正確に正誤判断を求める出題
レベルＢまでは正誤判断できるようになります。
現に、過去問を見ても、レベルＢまでの出題が数多くあります。
（５日以内のものが最も数が多いので当然といえば当然ですね。）
このように、先ずは「どのレベル」で妥協するかを考えておくことも重要です。
もっと力をかけるべき箇所があるかもしれません。
勉強は戦略の立て方によっても大きく結果が変わります。
また、戦略を立てるための指針は「過去問」です。
つまり、本試験では、
「どのように問割れているのか？、どのレベルまで要求されているのか？」
をしっかり見極めることが重要です。
PS：
届出については、「提出期限」が主要論点であることは言うまでもありません。
施行規則にある、付随する手続きまで押さえるのは時間の無駄です。
---------------------------------------------------------------------
～本日の論トレ（論点トレーニング）～
以下の設問について、「誤っている箇所」を指摘してみましょう！
＜平成21年度 健康保険法第10問Ｃ＞
全国健康保険協会は、毎事業年度、事業計画及び予算を作成し、当該事業
年度開始後の５月31日までに、厚生労働大臣に届け出なければならない。
・
・
・
・
・
・
・
誤り箇所の指摘だけではなく、正しい「解説」を加えてくださいね！
では、誤っている箇所を赤字・下線で示します。
全国健康保険協会は、毎事業年度、事業計画及び予算を作成し、当該事業
年度開始後の５月31日までに、厚生労働大臣に届け出なければならない。
２箇所の誤りがあります。
１つ目は「事業年度開始後の５月31日までに」という部分が誤りです。
正しくは「事業年度開始前までに」です。
２つ目は「届け出なければならない」という部分です。
正しくは「認可」を受けなければならない」です。
つまり、協会は、毎事業年度、「事業計画及び予算」を作成し、当該事業
年度開始前に、厚生労働大臣の「認可」を受けなければなりません。
なお、事業計画及び予算を「変更」するときも大臣の「認可」を要します。
択一式の点数が伸び悩んでいる方はコチラ！
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また、科目によっては、意外と出題されたりします。
この「覚え方」で苦労されている方も多いのではないでしょうか？
もちろん、提出期限のすべてを完璧に暗記することができれば、
それが最も望ましいのですが、なかなか現実的には難しいですよね？
また、何もかもすべて丸暗記することが、学習戦略上、正しいとも思えません。
たとえば、択一式については、すべての届出の提出期限をしらなくても、
正誤判断できる選択肢は数多くあります。
ポイントは、「スタンダードな提出期限を押さえる」ということです。
たとえば、健康保険法における事業主の届出等は、「５日以内」が最も多く、
このグループを押さえるだけでも、
レベルＡ：「５日以内の届出」について、正確に正誤判断を求める出題
レベルＢ：「５日以内」であるか否かについて、正誤判断を求める出題
レベルＣ：「５日以内でない届出」について、正確に正誤判断を求める出題
レベルＢまでは正誤判断できるようになります。
現に、過去問を見ても、レベルＢまでの出題が数多くあります。
（５日以内のものが最も数が多いので当然といえば当然ですね。）
このように、先ずは「どのレベル」で妥協するかを考えておくことも重要です。
もっと力をかけるべき箇所があるかもしれません。
勉強は戦略の立て方によっても大きく結果が変わります。
また、戦略を立てるための指針は「過去問」です。
つまり、本試験では、
「どのように問割れているのか？、どのレベルまで要求されているのか？」
をしっかり見極めることが重要です。
PS：
届出については、「提出期限」が主要論点であることは言うまでもありません。
施行規則にある、付随する手続きまで押さえるのは時間の無駄です。
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以下の設問について、「誤っている箇所」を指摘してみましょう！
＜平成21年度 健康保険法第10問Ｃ＞
全国健康保険協会は、毎事業年度、事業計画及び予算を作成し、当該事業
年度開始後の５月31日までに、厚生労働大臣に届け出なければならない。
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誤り箇所の指摘だけではなく、正しい「解説」を加えてくださいね！
では、誤っている箇所を赤字・下線で示します。
全国健康保険協会は、毎事業年度、事業計画及び予算を作成し、当該事業
年度開始後の５月31日までに、厚生労働大臣に届け出なければならない。
２箇所の誤りがあります。
１つ目は「事業年度開始後の５月31日までに」という部分が誤りです。
正しくは「事業年度開始前までに」です。
２つ目は「届け出なければならない」という部分です。
正しくは「認可」を受けなければならない」です。
つまり、協会は、毎事業年度、「事業計画及び予算」を作成し、当該事業
年度開始前に、厚生労働大臣の「認可」を受けなければなりません。
なお、事業計画及び予算を「変更」するときも大臣の「認可」を要します。
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