私は仕事柄、それなりに数多くの問題を見ていますが、
稀に面白い過去問を発見することがあります。

今日は労働一般の択一式で見つけた、なんだかほのぼのとする
選択肢をご紹介します。

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<平成14年 労働一般 第2問C>

β社は、製造業を営む企業であるが、昭和50年から今なお58歳定年制をとっている。
この制度には労働者からも大変に感謝されており、定年の日には円満退職ということで、
家族を招いての「ハッピーリタイヤメントパーティ」を欠かさずに開催している。
同社では、今後も家族的な雰囲気のある経営を続けたいと思っている。

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「 」は私がつけたのですが、なんだかほのぼのとしませんか?
円満退職の上に、「ハッピーリタイヤメントパーティ」まで行われ、
家族的な雰囲気のある経営なんて、なんだか素敵な会社ですよね。

思わず大きくうなずき、
「58歳定年制も悪くないかな・・・(*´∇`*) 」
なんて考えてしまいそうなのですが・・。

これはダメです、明らかに「誤り」です(笑)

高年齢者雇用安定法により、定年の定めをする場合には、
「鉱業法に規定する坑内作業の業務」に従事している労働者を除き、
当該定年年齢は「60歳」を下回ることはできません

しかし、条文や指針のアレンジが多い本試験問題において、ここまで手の込んだ
作文をしてくるとは、この年の試験委員は変わった人だったのかもしれませんね!


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